「明日にかける橋」地元委員会の皆さんにクイズです! [「明日」DVD]
「明日にかける橋」地元委員会の皆さんにクイズです!
すでにロケ地ではDVDの先行発売が始まっており、多くの人がDVDで「明日にかける橋」を再見してくれている。
特に映画を企画、製作した地元実行委員の方々は自分たちが作った映画でもあり、友人知人が市民俳優として出ているのを探したりと言う楽しみもあるので、2倍楽しんでもらえているようだ。で、そんなみなさんにクエッション!
①劇場版と今回のDVD版。どこが違うでしょう? 編集が若干。サウンド、音、音楽関係は大きな変更があります。
②演出部チーフが、あの夜の場面で出演しているのはご存知だと思いますが、もう1箇所。それも出演ではなく映っちゃった!と言う場面があります。探してみてください。
③そのチーフの名前が映画のある場面で登場します。これは簡単だけど、どこでしょう?
映画館では巻き戻しや静止画はできないけど、家庭のDVDならできるので、見つかるはず。さて、分かるかな?
明日にかける橋」DVD、ロケ地先行発売中! 見た人に聞いた地元ならでは楽しみ方? [「明日」DVD]
情熱は現実を突き破ること=それを証明した街のおばちゃんたちの奮闘物語。 [2019]
情熱は現実を突き破ること=それを証明した街のおばちゃんたちの奮闘物語。
「明日にかける橋」のロケ地のひとつ袋井市の東京交流会にお邪魔した。東京在住の袋井市出身の方々が集まる会。財界、政界、等で活躍している同郷の皆さんが集い故郷を思うイベントである。これで3回目。いろいろ感じることがあった。
最初は3年前、映画を作ろう!という実行委員会の方に連れられて参加。来場者に順に声をかけ
「地元で映画を作ります。応援してください」
と委員会の方と説明をして回った。が、反応が悪く、真剣に聞いてくれる人はあまりいなかった。
「ああ、そうですか...頑張ってくださいね」
という感じ。関わりたくない?という印象さえあった。あとで聞くと
「市民が映画を作るなんて、無理に決まっているだろう?」
と思えたという方がいた。常識的に考えれば、映画は映画会社やテレビ局が作るもの。田舎の主婦グループにできるはずない!と思うのが当然だろう。そのあと2月に製作発表をするはずが、トラブル続きで延期。それでも委員会メンバーのおばちゃんたちは諦めずに春には製作発表。寄付集めを開始。夏には撮影がスタートした。
暮れには完成披露試写会。3千人が来場。大盛況だった。明けて2018年の1月。交流会に呼ばれた。会場である入り口を入った途端
「監督! お待ちしていました。会場は二階です」
と係りの方に案内され、受付を済ませた途端に、地元の方々が
「監督。映画見ましたよ!感動しました」
と声をかけてくれる。会場に入るまでで6人の方が挨拶に来てくれた。さらに会場では市長さんが駆け寄り、
「監督。ありがとう!映画、大評判ですよ」
と声をかけてくれる。次々に昨年とは違う反応にびっくり。そのくらいに映画は評判になり、多くの方が観てくれて「故郷の素晴らしさを再確認した」という声が多かった。でも、それは僕の力ではない。諦めずに奮闘した実行委員会のおばちゃんたちの功績だ。
そして今年、3回目の交流会。「明日にかける橋」DVD販売ブースが作られた。2月2日発売に先駆けて地元の方に販売することになったのだ。僕も応援のために参加。2時間の会の間にDVDはどんどん売れて行った。
「映画館でロングランしていたので見たかったんですが、どーしても仕事で行けなくて。でも、これで見られます!」
と言って購入してくれた社長さんもいた。そんな光景を見ながら思う。3年前は多くの人が映画製作なんて無理だと思った。それがおばちゃんたちの活躍で完成。昨年は多くが映画の感想を伝えてくれた。そして今年は、その映画のDVDが会場で販売。3年前には僕さえも想像しなかった展開である。ある方がこんなことを言ってくれた。
「僕も映画なんて絶対に無理!と思っていた1人です。おばちゃんたちが中心で映画なんかできるわけがないと。でも、彼女たちは形にしたんです。本当に凄い。そして全国で上映。地元は9週間のロングラン。うちでも応援させてもらいました。いろんなことを教えられた感じです」
「故郷の魅力を伝えたい。映画を作ろう!」
とスタートした市民グループ。中心はおばちゃんたち。
「世の中は厳しい。不況は続いている....」
と現実を見つめるおじちゃんたち。しかし「映画なんて無理」という現実を、おばちゃんたちが情熱で打ち破ったのだ。単に映画で故郷の魅力を発信しただけでなく、やればできる! 頑張れば何とかなる!ということを多くの人に伝えた。
3回の交流会、そんなことを感じた。ほんと市からおばちゃんたちに市民栄誉賞を上げてほしいくらい。でも、これは特別のことではない。どの街でも出来ることだ。あなたの街でも可能。DVDは2月2日発売。「明日にかける橋」ぜひ、見ていただきたい。
袋井茶。昨日の交流会で販売していたので購入! [2019]
「明日にかける橋」DVD発売。かなりの予約が入っています! [「明日」DVD]
「明日にかける橋」DVD発売。かなりの予約が入っています!
今の時代。amazonプライムだ!Netflixだ!でTUTAYAがどんどん潰れて、大手のDVD購入が激減。もともと、個人では、よほどの映画ファンでないとDVDを買って何度も見よう!なんて人は少ない。なので最近はDVDが売れない。特にインディペンデントの地方映画は売れないので、DVD化されないことが多い。
にも関わらず「明日にかける橋」は上映終了から2ヶ月でDVD化!それも製作サイドが自主制作をしたのではなく、大手メーカーからDVDにしたい!との依頼。凄いことだ。これは地方映画でありながら、全国公開されたこと。アメリカの映画祭で受賞。特に地元では9週間のロングラン上映になったことを受けての依頼なのだ。
その「明日にかける橋」DV D。地元ではすでに先行発売されているが、全国では2月2日に発売される。amazon、楽天等で予約を受け付けているが、かなりな数の予約が入っている。amazonではそろそろ予定数を超えそうな勢いだ。再プレスしならないという話も出ている。
が、それには時間がかかる。もし、DVDお買い求め希望の方がいれば、発売日以降に購入すると売り切れで入荷待ちということもあり得る。ぜひ、事前に予約してもらえると確実に手に入るはずだ。楽天でも予約受付中。よろしく!
ここ〜>https://www.amazon.co.jp/明日にかける橋-1989年の想い出-DVD-鈴木杏/dp/B07JK2FNK5/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1548730096&sr=8-1&keywords=明日にかける橋%E3%80%80DVD
「明日にかける橋」メイキングはある意味で「プロジェクトX」だ。地元のおばちゃんたちの奮闘は感動もの! [「明日」DVD]
「明日にかける橋」メイキングはある意味で「プロジェクトX」だ。地元のおばちゃんたちの奮闘は感動もの!
DVDに収録されている「メイキング」は女優・越後はる香さんにスポットを当てて、撮影現場を紹介するドキュメンタリーにしてある。が、同時に映画を企画、製作した地元の実行委員会の皆さんが奮闘した記録でもある。
ご存知のように「明日にかける橋」は企業映画ではない。静岡県西部の3人のおばちゃんたちが「故郷のために何かしたい」「街をアピールする何かができないか?」と考えて映画作りを計画。それに賛同した3つの街の市民が参加して、寄付を集め、プロのスタッフを雇い撮影された映画だ。
何だか「七人の侍」のようだが、様々な苦労と問題を超えて完成させた労作である。だが、それで終わりではない。映画は宣伝しなければならない。また、自分たちの街で上映して終わり!では意味がない。全国の人に見てもらってこそ、故郷をアピールできる。
結果、全国20館近くの映画館で上映。東京、大阪、名古屋では壱番館と言われる第1級の映画館で公開された。地元では9週間のロングラン。広告代理店の友人に計算してもらったら、対費用効果=つまり、もし、現金を使っていたら=1億円かけたのと同じ宣伝ができたという。
おまけにスクリーンを通じて、故郷の美しさが観客に伝わった。「あの橋を実際にみたい」「花火大会を現地でみたい」と反応も上々だった。最近「プロジェクトX」を見直して、この映画作りも番組になるなあと思えてた。田口トモロヲさんのナレーションで
「静岡県に3人の主婦がいた。故郷を愛していた。どうすれば、この街の魅力を全国に伝えることができるだろう.....そうだ....映画を作ろう.....3人は盛り上がった.....しかし、街の男たちはいった.....主婦に映画なんて作れる訳ないだろう!......いきなり大きな壁にぶつかった......これは3人の主婦が多くの市民を動かし、感動映画を作り上げるまでの物語である」ー(声)プロジェクト、エッーークスぅ。
♬「風の中のすばる〜 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく〜」by中島みゆき
って、できそうだよね? 地元のテレビ局さん。1時間番組とは言わないので、ニュース番組の特集で15分もの。いかがですか? それをきっかけで他の街でも故郷映画作りが広がるはず。そんな物語の一部がDVDの「メイキング」でも描かれています。おばちゃんたちの活躍とは? ぜひ、DVDで見てほしい。
「明日にかける橋」特典映像でメイキング! ん?メイキングって何だかんだ知ってますか? [「明日」DVD]
「明日にかける橋」特典映像でメイキング! ん?メイキングって何だかんだ知ってますか?
日本映画のDVD。特典映像で「メイキング」が大抵は収録されている。映画ファンはそれが見たくてDVDを買うと言われたくらい。「撮影現場はどうだったのだろう?」と言う興味とか、大好きな女優さんは現場ではどんな風に演技をしたのだろう?と言う思いから、どーしても見たくなる。
アメリカでは昔から大作を撮る時には必ず「メイキング」撮影もして記録している。それどころかアメリカは第二次大戦でもフィルムを回して、まさに戦争のメイキングを撮影している。現在、編集中の「沖縄戦」はそのフィルムを使い、当時を紹介している。そんな国だから映画でも昔からメイキングを撮っている。
それが市販されるようになったのは「スターウォーズ」辺りからだろう。僕はLAに最初に行った1982年に「SW」と「レイダース」のメイキング・ビデオを買ってきた。が、日本ではかなり後になるまで市販されず、映画ファンの友人から何人も「ダビングさせて!」と言われた。その後、角川映画がメイキングを発売。と言っても中身はアイドルビデオに近いもので「天国にいちばん近い島」「Wの悲劇」で
それぞれの主演女優をカメラで追ったもの。
その後、伊丹十三監督が自作のメイキングを撮り出した。「マルサの女」以降は全部あるはず(その前の「タンポポ」もあると思う)。その「マルサ」のメイキング「マルサの女をマルサする」が抜群に面白かった。と言うのも、俳優の様子だけではなく、映画製作そのものが分かるメイキングだったのだ。
これは今見ても勉強になる! 映画の仕事をしたい人は必見。それを監督したのが、なんと!「Shaii We Dnce?!」の周防正幸監督なのだ。その後、僕がメイキングの仕事をするようになった時、それに負けない作品を作りたい!と思い、様々なアプローチをし、「本編より面白いメイキング!」を目指した。
その後、メイキングは市民権を得て、1990年代からは映画ファンでなくても「メイキング」と言う言葉を使うようになり、DVDにはメイキングをつけないと売れないと言われ、低予算映画でもメイキング班を呼び、撮影されるようになった。が、その費用がなかなか大変。なので、予算がない場合は、カメラを1台用意して現場において置き、手の空いた人が回す?なんてところも多い。
でも、現場でヒマなのはPくらい。結局、下手くそなカメラワークで撮られた映像しか残らない。それをまた予算がない!と、誰かに超賃金で編集させる。いいものができるわけがない!そもそも、手の空いたPが撮影風景を撮るだけで作品にしようなんて発想が舐めている!僕の経験から言うと、監督をするよりメイキングを撮る方が大変なのだ。
そんな思いがあるから、メイキングとは言っても、いい加減なものを作りたくない。幸い今回も評判は凄くいい。昨年、静岡のテレビ局でも放送された。が、他の地区の方々は見ていない。そのメイキングをさらに映像と音をリニューアルしたのが、今回のDVD特典である。
主人公みゆきの高校時代を演じる新人・越後はる香にフォーカス。撮影現場を紹介する。DVDは2月2日発売。amazon等で予約受付中。予約すれば前日に届くかも?
「明日にかける橋」DVD発売前にサンプル版が届いた。久々に見たら...。 [「明日」DVD]
「明日にかける橋」DVD発売前にサンプル版が届いた。久々に見たら...。
監督なのでメーカーからサンプルを頂いた。内容が間違いないことを確認するためでもある。間も無く2月2日の発売日だ。一足先に観てレポートしてみたい。
本編はサウンド、編集をかなり直している。それはちゃんとDVDにも反映されていて、劇場版、完成披露試写会版より良くなった。家庭用のAV機器でも問題なく再生できるように、録音もし直したが、それもOK。細かい音まで再現できている。画質も良好。たまにDVDにすることで画質が劣化することがあるが、今回はノープロブレム。
編集時に何百回と観た本編だが、久しぶりに通して観ると、なかなか。劇場で見て気になったところを全部直しているせいか、真剣に観てしまう。何だか人の映画のようにコメントするが、シリアスな物語なのに、暗くなり過ぎず、いいところで藤田朋子さん扮する里美先生が登場。笑わせてくれる。本当に藤田さんならではのキャラ。彼女以外にこの役ができる人はいないだろう。
もし、お笑い芸人さんに頼んでいたら、あのシーンだけ浮いてしまったし、葬儀のあの泣けるシーンも、ああは行かなかった。映画スタートから20分ほどで映画館では多くの観客が涙したあの場面だ。藤田さんだからこそ、シリアスも笑いも演じ分けられたのだ。
そして毎回思うのだが、田中美里さんの母親役も凄い。強い女性の役が多い女優さんだけど「悲しみを表現する役もかなり行けるはず」と、美里さんイメージでシナリオを書き、前回に続いてお願いしたのだが、やはり凄い。もう、哀れな母親にしか見えない。田中美里であることを忘れさせる。そして最後のフライパン。マイフェイバリット・シーンだ。
DVDを見ながら、やはり俳優陣の力を改めて実感。演技を超えているシーンがいくつもあり、それらが感動場面となっている。そして映画を見ながら、それぞれのシーンで縁の下の力持ちとなってくれた地元委員会メンバーの奮闘も思い出す。そのみなさんもあちこちのシーンで出演。ああ、この場面。**さんはこの役だったなあ〜とか懐かしく思う。
そしてラストの花火大会。全てのエピソードが集結して、完結する。花火大会は全編に渡って物語のキーとなる存在であり、これ見たら「絶対に夏の花火大会見に行くぞ!」と思えるだろう。そして明日橋。よくぞあの橋が地元にあってくれた。あの橋を見つけたことで「行ける!」と感じたこと思い出す。
そんなこんなで、あっという間の2時間11分。特典映像の「メイキング」もなかなか。それはまた別の機会に書く。amazonで予約すると発売日の前日に届くことが多いので、お勧め。予約が多いと発売日以降の購入は出荷待ちになるので、予約がお勧め。購入してご覧になった方はぜひ、感想をFacebookに上げて欲しい。
「明日にかける橋」DVD発売まであと8日! 発売を記念して今回も未公開スチール紹介。 [「明日」DVD]
「明日にかける橋」DVD発売まであと8日!
発売を記念して今回も未公開スチール紹介。
藤田朋子さんの場面。撮影風景。
DVDはamazon、楽天等で予約できます。
amazonは発売日の前日に届くこと多いので今回も楽しみ!
amazon=> https://www.amazon.co.jp/明日にかける橋-1989年の想い出-DVD-鈴木杏/dp/B07JK2FNK5/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1548377871&sr=8-2&keywords=明日にかける橋