SSブログ

50代になっていいこと。何かあるのかな?いや、あるみたいだ? [my opinion]

46516469_2294921150582176_7766612683029217280_o.jpg


50代になっていいこと。何かあるのかな?いや、あるみたいだ?

ついこの間まで20代だったのに、気付くともう50代。それも後半戦だ。昔、50歳はジジイだと思っていた。が、意外に30代と変わらないことに気付いた。40代も20代とあまり変わりに無くて、徹夜で仕事をしたし、ガンガン飯を食っていた。

が、さすがに最近は徹夜はできないし、やたら朝早く目が覚める。飯ももう昔ほどは食えない。体力も墜ちて来ただろう。重い荷物が堪える。目も悪くなった。疲れやすい。これが老化というものだろう。何より新しいものが苦手。仕事がら努力はしているが、覚えるのに時間がかかる。

昔は年寄りがあれこれ若い人に教えることが多かったが、今は若い人から機械の使い方や操作を教われないと分からないことが多い。映画の編集も今はコンピューターを使ったソフトで行なう。年配の監督はお手上げだ。まあ、監督が自身で編集することはもともと少ないが、僕は自分でやるので、覚える。覚えた頃に、ソフトが新しくなり、またゼロからスタートになるのだが......。

でも、いいこともある。何に書いてあったのだか思い出せないが、50代になると脳はそれまでに蓄積したことを活用する働きが増すという。それは少し実感。僕は10代から8ミリカメラをまわし、学生映画を作っていた。20代でアメリカ留学。30代で帰国。週刊誌のライターを少し経験。その後、脚本家になる。そしてメイキングスタッフをして、やがて監督デビュー。さらに映画監督業をスタート。

監督街道まっしぐらのエリートコースではない。だから、ビデオカメラがまわせる。編集も自分でできる。脚本も書く。雑誌等に文章も書ける。製作費を預かりPもできる。自主映画時代からトークショーをやっていたし、演劇学校でも教えていたので、講演会を頼まれても困らない。2時間くらい平気でしゃべる。

アメリカでの生活も役に立つている。映画だけでなく、出版業界で仕事が出来たこともプラス。いろんな業界を比較することで、いろんなことが分かる。日本とアメリカも同じ。これって50代ならではことなのかも?と思える。単に長年の経験があるだけではないだろう。

留学から帰った30代。その経験はすぐに生きなかった。むしろ日本の映画界を把握し、仕事をどうするか?が問題だった。ライター業も役に立ったのは監督デビューしてから。ブログに監督日記を毎回書く。これまでの5本。全て数年間の記録がある。そんな監督はなかなかいない。が、ライター経験があり、文章を書くのは早いし苦にならない。そんな文章をFacebookにブログに書くことで新作の宣伝になる。

学生映画時代から編集していたし、メイキング時代も編集込みの仕事が多かった(編集スタッフがいるとギャラも倍になるので、1人分で済む奴に仕事が来やすい)だから、今でもちょっとした編集ならすぐに出来る。そのために人を雇いギャラを払わなくてもいい。Pも要らない。だから、太田組作品は低予算でもそれなりのものができる。ま、器用貧乏ともいうのだろうが・・・・。

単にいろんな経験が役立っているというより、その経験や知識を使いこなせているように思える。それが50代の特性ではないか? 新しいものは受け入れ辛いけど、手持ちのカードを有効活用できる。それは脳がそんな働きを上手にできる年齢のように思える。40代のときはあまり実感なかった。30代20代はその日、その日を戦うのに精一杯。今は少し余裕を感じる。

60代になるとどうなるのか? さらに記憶力が墜ちるのか?体力が減退するのだろう。70代になると、ガクッと全てがダメになると聞く。あと15年ほど。つまり、全力で仕事が出来るのは、あと15年弱。そんな歳であること。感じている。



m_E6988EE697A5E382B9E382AFE382A8E382A2E585A8E59BBD-bd4ea.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。