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僕がFacebookを続ける意味。なぜ、返事ができないか?を今一度、説明。 [my opinion]

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僕がFacebookを続ける意味。なぜ、返事ができないか?を今一度説明させて頂く。

多くの人はFacebookを「友達との連絡」「つながり」「交流」のツールとして使っている。或いは趣味同じくする人たちが語り合うための場。いろんな使い方をしている。僕の場合。いずれでもなく、2つの目的のためだ。

① 自身の映画の宣伝、アピール。

② 関係者、応援してくれる方への報告。

あと、②の延長で映画監督や俳優を目指す人たちの参考になる話、映画ファンの方々に喜んでもらえる業界の話等も書く。

ストレートにいうと、Facebook上で交流したり、友達を探したり、語り合ったりということを目的としていない。以前、いろんな方から質問や提案。お誘いを頂き、トラブルになったことが何度もあったからだ。例えば、

「今回の映画で大変だったことは何ですか?」「俳優の***さん。プライベートでもいい子ですか?」

そんな質問が数多く寄せられた。最初は答えていたが、同じ質問をいろんな人が何度も何度もしてくる。こんなのもある。

「新作は大阪でも上映しますか?」「東京の上映は何時からですか?」「新宿ではどこで上映していますか?」

自分で調べろーー! 或いは

「次回作はどんなものが撮りたいですか?」「DVDにはいつなりますか?」

必要な情報はFacebook等で告知している。また、1つ質問に答えると。次々に、いろんな人が質問をしてくる。延々と1時間も答え続けたことがある。

「イベントに来てください!」「寄付をお願いします!」「署名をしてください!」「シナリオを読んでください!」「歌を聴いてください!」

という連絡も山ほど来た。ひとつひとつ丁寧に返答していたら1日が終わってしまう。中には

「ダメならダメと返事してくればいい! 5分もあれば返事はできるでしょう!」

と激怒する人もいる。でも、10人から連絡がくれば50分だ。5分で返事できないものも多い。仕事で多忙なときにそんな時間は取れない。こんなこともあった。

「映画観せていただきました。感動しました。すばらしかったです。***のシーンは涙が止まりませんでした。どんなふうにして撮影したんでしょうか?」

とのメッセージ。嬉しくなった。**のシーンは特に力を入れたので、そこを指摘してくれるのは感謝。最初の頃は詳しい返事をした。すると

「では、***のシーンはどうですか?」

とか、延々と質問が続く。途中で止めようとすると、

「そんな人とは思いませんでした。悲しいです」

とか言い出す。或いは途中から批判に変わり

「でも、**のシーンは本当に酷い出来ですよね。ご自分でもそう思ってますよね?」

と、最初から批判したくて誘いだすために「感動した」と連絡くる歪んだ人もいた。知能犯。ムカつく!そんなことがありFacebook、メッセンジャーも含めて質問に答えることを止めた。

書いた記事について、あれこれ批判してくる人もいた。これはどなたでも経験あるだろう。僕の記事に賛成でも反対でもそれは構わない。議論をしたいわけではないので、いちいち反論を書き込みをしないでほしいとも告知した。

「親切で言って上げているのに!」「あんたは何もわかってないね!」「その性格直した方がいいよ!」

とか反発があったが、会ったことのない人から。特に顔写真もなく基本情報もなし。何者か分からない。そんな人に批判されても敵わない。覆面をかぶった人に言われてるのと同じ。いい気持ちはしない。悪意のある人、常識のない人、悪気はないが思い込みが激しい人、いずれも返事したがばかりに勘違いされ、攻撃的になったり

「失望した!」「裏切られた!」

といい出したり。そもそも不満を感じるなら僕の記事を読むな!と思えた。が、そんなことを書くと「友達」がいなくなるのではないか?と思え、かなり長い間我慢していた。だが、限界を超え、2度ほどFacebook自体を休止したことがある。

いろいろ考えて、再開したとときに、はっきり告知した。交流はしない。質問には答えない。しかし、大きな拒否反応はなく「友達申請」もどんどん増えて、現在では3773人となっている。皆、事情を理解してくれたのだ。本当にありがたい。

それ以降。質問やお誘いは激減。しかし、ときどきお知らせをしないと、新しい友達には事情が分からず「上映時間を教えて下さい」という連絡が来る。また、事情はご存知のはずの顔見知りの方からも、頼みごととか、質問とかが来ることもある。「顔見知りならいいか?」というと別の問題がある。一度会っているだけに、親しみを感じてくれる。こちらも無視し辛い。

が、返事をすると長年の友人のような態度を取るようになったり、あれこれ頼みごとをしてくるようになることが多い。また、監督業というのはいろんな事情がある。例えば、新作がスタートしても、すぐにはFacebook上で発表できない。

「新作準備につきお返事出来ません」

と書くとバレるし、嘘の理由も嫌だ。シナリオを書くときは携帯を止め、メールも見ない、ただ、死んでいると思われてはいけないのでFacebook記事はアップする。そんなときは誰であろうが、メールでも電話でも返答しない。

常識で考えれば失礼なことだが、いつも書いている通りに、シナリオの霊が去ってしまうと書けなくなるからだ。編集のときも同じ。その種の集中する作業。そんなときに、知り合いであっても、メッセージをくれたり、イベントに招待してくれても返事はできない。でも、知り合いでカタギの人はこう思うかもしれない。

「撮影のときだけ手伝わせておいて、あとは知らん顔か?」

そうではないのに、そんなことで縁を切られたり、恨まれたりもした。シナリオも書いていない。編集でもない。けど、返事ができないこともあった。過労でダウン。自宅入院状態のときだ。公表すればあれこれ問い合わせが来る。

「大丈夫ですか?」「病院は行きましたか?」

と、病人にそんなことを聞いてどうする。寝込んでいるのに返事期待しているのだろうか? だから、伝えない。でも、Facebookが止まると「死んだかもーー!」とまた騒ぎになるので、過去の記事やシェア等をアップ。カモフラージュしておく。そんなときに連絡が来て「***会に来てください」ー返事はできない。

なので全てを含めて、元気でも、病気でも、執筆中でも、編集中でも、知り合いでも、知らない人でも、メッセンジャーやFacebook上では、お返事はしない!という形にさせてもらっている。ほとんどの人に悪意はない。それは分かっている。最初はこう思うのだ。

「感動作を作る人だ。いい人に違いない。私のような者が質問しても、お返事をくれると思うなあ」

何人かが連絡をくれる。僕が返事する。嬉しい!「じゃあ、これも訊いてみよう!」その内にエスカレート。主演女優さんの恋の噂。ワイドショーで報じているけど本当かな? その辺からおかしくなってくる。

個人なら絶対に訊かないことでも、ワイドショーのレポーターはそれを訊く。それが商売だ。芸能人もテレビに映るのを意識して、宣伝になるので答える。が、一般の人はそれを見ていて、芸能人にはそんなプライベートな質問をしてもいいと錯覚するようになる。それを訊いてくる。

僕にとっては、俳優は仕事仲間。その人のプライベート。知っていても話せない。が、それが分からず。「そんな人とは思わなかった」「そんなことくらい教えてくれてもいいのに」と勘違いする人も出てくる。

よく街で芸能人を見つけ、手を振る人がいる。振り返してくれれば「きゃー」と喜ぶが、無視されると「偉そうに。もう応援しない」と思ったりする。でも、なぜ、芸能人は会ったことない人に愛想をしなければならないのか? その人が勝手に

「あの人なら、手を振り返してくれる。いい人だし」

という思い込みを持ってしまうことでそうなる。ファンの集いではない。しかし、一般の人は芸能人に勝手な期待をして、勝手に失望する。名もなき僕のような映画監督に対してでもそんなことが多々ある。

つまり、Facebookの場合。変に答えるからトラブルになる。答えなければ問題は起きない。それが分かってきた。悲しい話だが、そんなルールを作った。友人はいう。

「それ以前に無名でも映画監督がFacebookをすること自体が間違ってんだよ!誰だって面白そうだからと寄ってくるよ。いきつけの喫茶店に監督がいる。と分かれば、話してみたい!と思うのが人。一番悪いのはお前だ」

その通りかもしれない。著名な監督や有名俳優はツイッターをやっても、Facebookはやらない。敷居が低く、気安くアプローチできるからだ。だから、友達作りにはいいが、一線を越えてしまうことも多い。

僕だけではないサラリマーンの知人でも変な奴に付きまとわれて困ったことあるという。下手な扱い方をすると、犯罪にまで進展する可能性も感じ。実際、Facebookを辞めた友達も多い。

僕も映画の仕事でなければ、止めてもいいと思うのだが、宣伝ツールとしては続ける必要もある。それと、僕が書いたような記事でも、俳優の卵や映画監督志望者の役に立ったという話を聞くと嬉しい。映画学校では学べないことを学んだといってもらえることもある。

映画だけでなく、心救われたといってくれる人もいた。宣伝だけでなく、そういう話を聞くと嬉しく思う。とりあえず、そんなことで続けているので、期待せずに読んで頂けるとありがたい。



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