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なぜ、有名俳優はFacebookではなくアメブロを選ぶのか? [4月ー2018]

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知っている人は知っていると思うが、知らない人は「え? そういえばそうだね」という話。俳優の多くはアメブロで日々の報告や告知をするが、Facebookをやる人は少ない。有名俳優になるとまずいない。なぜか? 答えは簡単だが、そこからいろんなことが見えて来る。

Facebookの「お友達申請」について僕はときどき「お願い」を書かせてもらっていて、それを読んでくれた人はピンと来ると思うが、僕のような無名監督でもFacebookを続けると、いろんな人から申請があり「友達」になったとたんに、あれこれ質問攻めにあった。それも連日。「どーして映画監督になったのですか?」「どうすれば監督になれますか?」「私が書いたシナリオを読んでください」等々。1日何通ものメッセージ。そしてコメントが書き込まれた。

当初はそれに答えていたが、仕事が忙しく返事ができないでいると「5分もあれば返信できるだろ?」「スルーですか?」「そんな人とは思わなかった」と批判する人たちも出て来た。さらにプライベートや健康についても、小姑のようにあれこれうるさく言う人たち。そして僕が書いた記事に対して「それは間違った考えです。謙虚になりなさい」と説教をして来る人。でも、全く当て外れな指摘。

そんなことがあって、うんざりして2度ほど長期休止したことがある。ある時期から「交流や議論はしない」「質問には答えない」と宣言。ありがたいことに、多くの「友達」が理解してくれて、現在は極々たまにしか、その手の質問や批判は来なくなった。が、そこまでにはかなりの月日と時間。そして労力が必要だった。


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なぜ、宣伝のために始めたFacebookでここまでエネルギーを使わねばならないか? 理由は以前の記事で書いたが、友人が言った言葉が一番当たっていると思える。「映画監督がFacebookなんてしちゃダメだよ。誰でもいろんなことを訊きたくなるのが当然だから!」そうかもしれない。でも、多くの人の協力で完成した映画を1人でも多くの人に見てもらうため。何かせずにいられなかったのが、そもそものスタート。そして今は理解を頂き、トラブルはたまにしかない。

さて、本題に戻ろう。もし、これが有名俳優だったらどうか?僕の比ではないだろう。連日、質問の洪水になるはず。そして、人気ある俳優を嫌うひねくれ者もいる。あれこれ批判や罵詈雑言もコメントされるはず。その際にマズいのはFacebookはそれらコメントが全て表示されること。デマをコメントされても本人が気付いて削除しないと、そのデマを多くの人が読み、それを信じてしまう人。拡散する人も出てくるだろう。では、アメブロはどうか? こちらのコメント欄は本人が承認しないとコメントが表示されない設定にできる。卑劣な批判やデマの場合はそれを削除できる。第三者はそのコメントを読めない。

他にも、Facebookは機能として敷居が低い。親しくなるためのシステムがいろいろある。短時間でコミュニケーションできる。簡単に質問、話しかけられるが、アメブロは本人とは距離感がある。返事があるとしても数分数秒ではないことを読み手も理解している。返事がないと怒る読者は少ない。つまり、Facebookは「友達感覚」アメブロは「作家と読者」の関係。その友達感覚のFacebookに有名俳優が登場すれば、当然、多くが友達感覚で接する、そして大変なことになる。

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そんなことから見えてくること。人は悪意がなくても、親しくなると、あれこれ言い出し、プライベートに踏み込み。嬉しいアドバイスもしてくれるが、大きなお世話も始める。熱烈応援してくれる人には、思い込みが強い人もおり、ふとしたことで行き違い、批判を始めることもある。しかし、元々悪意があった訳ではなく、熱く応援しただけに些細なことでも裏切られたと思い込んでしまう。芸能人たちがプライベートを隠し、変装して外出。一般の人たちと交流しないことが多いのはそういう背景がある。

仕事がら僕は有名俳優たちと仕事をする。が、彼ら彼女らは決して幸せではない。チヤホヤされ、賞賛され、皆に愛されていても、先に上げたように、笑顔で近づいて来る人たちの無神経な言動、行動に悩まされることが多く。それでいて人気商売。笑顔で対応しなければならない。いくら儲かっても、人気があっても、誰が本当に自分を理解してくれているか? 愛してくれているかが分からなくなる。

同時にデマ、ありえないことを噂され、バッシングも受ける。それでも笑顔を振りまく仕事を続ける。人が羨むほど幸せではない。それでも芝居をし、それが多くの人を励まし、希望を伝えていると信じているから続けられる仕事なのである。Facebookとアメブロを考えるだけでも、いろんなことが見えて来る。



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明日にかける橋ークラウドファンディングが好調! [4月ー2018]

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明日にかける橋ークラウドファンディングが好調だが....、

全国公開の宣伝費支援を求めて、クラウドファインディングを行なっている。開始5日目。もう一息で目標額の2分の1。多くの方が支援をしてくれて、ありがたい。ただ、目標額を達成したからと、全国公開の宣伝費全てが賄える訳ではない。その1部をクラウドでお願いしている形。

今回の映画は市民の寄付でできた市民映画。大企業が億単位の出資をしている作品ではない。なので映画はできたが宣伝費は十分でない。実行委員の方々は今もいろんな形で宣伝費を集めるために、お願いにまわっている。ただ、映画が出来てしまうと「よかったねー。あとは映画館が上映してくれるよねー」と勘違いする人が多い。宣伝費を用意しないと映画館は上映を決めてくれない。

東京はすでに公開が決まったが、大阪、名古屋、福岡、札幌等の映画館でも上映したい。そのためには宣伝費が必要。そして何より静岡県公開は絶対にやりたい。そのためにポスターやチラシを刷り、様々なイベントも行なわねばならない。そのための宣伝費。

せめてクラウドは目標額を達成しないと厳しい。多くの支援が集れば大阪や名古屋でも公開。俳優を呼んで舞台挨拶の実施も可能になる。何とか応援をお願いしたい。

こちら=>https://www.booster-parco.com/project/271



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明日にかける橋ー日記 英語字幕を制作するが、悪戦苦闘中! [映画宣伝入門]

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先日の試写会ではロスアンゼルスの映画祭の主催者がたまたま日本に来ていたので、映画を見てもらうことができた。まだ、映画祭に招待されるかどうか?は分からないが(帰国してメンバーと協議してから結論)高い評価を頂いたので、うれしい。

他にも海外の映画祭に出品できるように、現在、英語字幕スーパーの制作を進めている。といってもタダで出来る訳ではない。これも宣伝費から捻出する。通常なら専門の業者に出して全てやってもらうのだが、十分な宣伝費がないので、なるべく安く上がるように努力中。

僕も多少は英語ができるが(一応、USC映画科に合格)、翻訳というのは特別な技術が必要。日本語ができるから、新聞記事が書けるというものではないのと同じ。そこで配給会社が英語が堪能な人に破格のギャラ(もちろん安さで破格)でお願い。英訳された原稿を僕が確認。間違いがないか?確認する作業を本日もしている。監督が英語できるのって便利だし、安くつく(というか、僕はギャラをもらわない)

そして物語の設定が分からないと英訳ができない。特に役名、地名、会社名、或は歌のタイトルとか、分かり辛いというものもあるので、作者である僕が確認する。また、こんなこともある。アメリカでは英語になっている日本語。Yakuzaとか、Samurai、Syougun、Ninjya。またビデオゲームのことをNintendoと呼ぶ。その辺は訳さなくても、多くのアメリカ人は理解する。

また、映画や歌のタイトル。黒澤明の「七人の侍」は「Seven Samurai」で直訳だが、「天国と地獄」は「High and Low」だし、The Whoの歌「愛の支配」は「Love Reigh O'er Me」だ。それを直訳すると、何だか分からなくなる。今回の映画では登場しないが、ブルースリーの映画「ドラゴンへの道」は日本での英語タイトルは「The Way of The Dragon」だが、アメリカ公開時のタイトルは「Retuern of The Dragon 」である。本当に面倒。

そんな作業を袋井市のイベントに行く前からスタート。宿泊したホテルでも作業。帰りの新幹線でも作業。そして今朝からまた、続きをやっている。何度も催促が来る。というのも、僕が確認してOKになった原稿を次の担当者に送り、その人が字幕スーパーを英語で打ち込み、映画に嵌めて行かねばならないからだ。もちろん、その方にもかなり安い賃金でやってもらっている。

英語字幕スーパーを業者に出せば最低でも40万から60万はかかる。それを何分の1かで仕上げようとしているのだから大変。でも、「明日」を世界に発信するため。がんばらねば!


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明日にかける橋ーFacebook「友達」との対応に困ったことありませんか? [my opinion]

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以前にも書かせてもらったが、このFacebookに連絡を頂いても御返事はできないーというのも、

「映画はいつから公開ですか?」「大阪では上映しますか?」

という類の質問が多いからだ。それらは繰り返し記事としてアップしていることであり、僕のタイムラインを少し遡れば書かれている。或はまだ決まっていないから告知していないというもの。

それでも以前は御返事していたが、同じ質問が毎日のように、何人からも来るようになった。それに便乗して「最近、見た映画でお勧めはありますか?」「好きな作家は誰ですか?」とかいろんな質問が来るようになる。さらには

「野菜をしっかり食べてください」「目薬はやめた方がいいよ」

というコメントまで来るようになる。そして「女優の***さんって本当のところどうなんですか?」「***さんと付き合っているって本当ですか?」という質問まで。そんなことに答えられる訳がない。返事をしないと「裏切られた」「スルーされた」「失礼だ」と言い出す人たちもいた。

「5分あれば返事くらい出来るでしょう?」

とコメントする人もいた。が、会ったこともない人に対して、それも自身プライベートや俳優の私生活をなぜ、答えなければならない? 記事に何度も書いてあることを、それを探そうともしない人に時間を取り、返事する必要があるのだろうか? 1人5分でも、10人から質問が来れば50分だ!


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仕事上の返事すらいつも遅れているのに、会ったこともない人に対して、すでに告知したことを再度伝えるために時間を取るのはどうなのか?と考えるようになった。応援してくれていることは分かる。でも、そこまで行くと応援ではなく、邪魔をされているのと同じ。そんなことで内容に問わず、コメントや質問には答えないというスタンスを取ることにした。しかし、なぜ、そんなことになるのか? そんな人たちも決して悪意がある訳ではない。ではなぜ?

最初は好意で応援してくれている。それが何度もコメントのやり取りをしていると、次第に距離感がなくなり、親しくなる。本当の友人になったと思い込む。だからプライベートを尋ねてもいいだろう?と思えてしまう。その段でこちらが返事をしないと

「酷い!」「裏切られた!」

と相手が感じてしまう。単なるFacebook友達なのに、長年の友達に拒絶されたと思ってしまうのだ。そこにネットの怖さがある。或いはこうだ。

「公開はいつですか?」

と5秒くらいでキーを打ち質問して、5分以内に返事が返って来たとき。相手が仕事を中断して5分かけて答えてくれた。ということを意外に想像しない。Googleで検索して答えが出るのと同じように、打ち込めば答えが出て来ると無意識で感じて、さらなる質問をしてしまう。

また、テレビのワイドショーで芸能人が質問されてプライベートを答えているのを見て、芸能人にはその手の質問をしてもいいんだ!と無自覚に感じてしまう。飲み会で「女優の***は**と付き合ってるらしいよ」と噂するのと同じノリで質問して来る。俳優たちは僕の仕事仲間。そんな人たちのプライベートを話せる訳がないことを想像せず、居酒屋で親しく話す友人と同じモードで接してしまう。


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そんな人たちも最初は「この監督はいい映画を作る。応援したい」「がんばってほしい」という熱い思いから始まっており、いろんな面で応援してくれる方々。ただ、質問に何度も答えていると「この監督はいい人だから、何を聞いても大丈夫だ!」ー「親しい友人」と思い込み一線を超えてしまう。ただ、こちらからすれば「会ったことのない人」「Facebook友達」なのだ。そのギャップがトラブルを起こしてしまう。それなら最初から答えないことが大事だと悟った。一般の方々でも同じようなトラブルを経験した方は多いはず。最初は趣味が一致して楽しく会話してた。次第に親しくなり

「会いたい」「電話で話したい」

と言われて困ったり。異性から執拗にコメントがあったり。それでも相手の気持ちを考えると無理して返事。それが苦痛になる。友達削除することで、あちこちに批判を書かれても嫌だ。仕方なしに我慢する。その内にFacebookが面倒になり辞めてしまう。僕の友人にもそれが多い。

例えばあたなの「友達」の1人は現実世界で友達が少ない。Facebookであなたと知り合えて嬉しい。あれこれ話したい。でも、あなたはそれほどでもない。仕事が終わり就寝前にパソコンを覗き、「いいね」を押すだけで満足。たまにコメントを書けばいい位に思っている。なのに毎日「いいね」が押され、「コメント」が連日書き込まれる。あれこれ聞いて来る。それが負担になってくる。付き合いで返事をすると、さらに慣れ慣れしくなる。要求が多くなる。質問が次々に来る。次第に対応できなくなる。

僕の場合も監督業ということもあり、それのバージョンアップした状態になってしまった訳だ。いろんな質問や提案。連絡をくれる方が今もときどきいるが、御返事はできないということ。公平に誰にも返事をしないこと。数年前からそうさせてもらっている。ご理解頂けるとありがたい。


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藤田朋子さんに続いて、板尾創路さんもクラウドファインディングのリツイート。感謝感謝! [4月ー2018]

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藤田さんに続いて、板尾創路さんも

クラウドファインディングのリツイート。

出演者の皆さんもご協力してくれ、本当に感謝!




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映画にしか出ない俳優が増えている? バラエティや歌をやらない訳 [映画業界物語]

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俳優とタレントは違う。両方をやっている人もいるが、近年は明確に線引きがされている。昔は歌手でレコードを出し、ドラマに主演し、映画に出て、CMの出演という人が多かった。が、次第に俳優は俳優。歌手は歌手という風に専門職(?)が主流になってきた。

これは近年のレストランと同じ。昔はデパートの最上階にある食堂とか、洋食、和食、中華なんでもあり。便利だけど、味はそこそこというのが人気だった。その後、洋食専門どころか、イタリア料理専門とか、さらに分業され。今では、オムライス専門というところまで来ている。でも、そんな店の方が人気で単に洋食というだけのレストランは人気がない。

歌手の世界も同じ。歌手なら歌手。歌が専門。映画やドラマには出ない。バラエティにも出ない。そのことでアイドルとは違い、本格派であることをアピールする。現在のアーティストの多くはこのタイプだ。元祖的なのは松任谷由実とか、矢沢永吉、山下達郎。最近のアーティストも皆、このタイプ。

俳優も同じだ。ドラマや映画を専門とし歌は歌わない。それがさらに線引きされて、映画しか出ない俳優というのも出て来た。というのもテレビドラマには出ないことで、特別感を持たせるためだ。ドラマだけではない。バラエティ番組にも出ない。ただ、主演映画が公開されるときは、宣伝としてトーク番組等に例外的に出る。

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今、人気の俳優はそんな路線で売る人が多い。いい映画を選んで出演。テレビドラマは極力出ない。映画で特別感を出して、イメージを売り、CMで稼ぐ。本来、テレビに出ることが売れるための近道だったのだが、あえてそれを避けることが主流になっている。それに対してタレントという人の多くは、以前からのパターン。テレビに出まくることで「売れている」感を与えて人気を得るという方法を続けているが、どこか俳優に比べると軽さを感じてしまう。

それらは事務所の方針である。違いは仕事をすると分かる。俳優専門で売る事務所だと、出演依頼をすれば撮影期間中のスケジュールを全て押さえてくれる。俳優が役に専念できるようにバックアップ。が、タレントあるいはモデル専門からスタートして俳優も扱うようになった事務所は、撮影休みがあると、すぐ別の仕事を入れてしまう。少しでも多くの仕事をさせて稼ぐ。

商売であることは分かるが、問題がある。そもそもタレントやモデルは基本、1本の番組。その日1日の仕事であるので、毎日違う現場に行くのは当たり前。1日でなく、数時間空けば別の仕事をするのは当然なのだが、映画というのは集中力であり、同じ役を1ヶ月に渡って演じ続けるのに、途中で別のドラマに出たり、バラエティに出たりしていると、役から離れてしまい、現場に戻ってもまた1からとなることが多い。いい芝居が出来なくなる。

そんな映画現場をタレントやモデルが中心の事務所は理解できない。なので、俳優の気持ちを考えずに別の仕事をさせてしまう。結果、いい俳優が育たない。ルックスはいいが、演技力のないタレントが役者を兼ねているという存在しか育たない。ある事務所はまさにそれ。大手で力があるが、そこの俳優はずば抜けた役者がいない。スケジュールもねじ込んで来る。だから、僕はそこからは絶対に選ばない。


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長くなって来たのでまとめるが、お笑い芸人でもいい役者はいる。が、やはり彼らはお笑いに命を賭けている人が多く、俳優業はアルバイトと考えている人が多い。タレントと言われる人たちもそう。人気はあるが、彼ら彼女らと素晴らしい作品を作るのはむずかしい。「映画も多くの仕事のひとつ」としか考えていないからだ。全力で演じない。台詞を間違わなければいいかな?という姿勢。命がけで演じることはなく。「この現場のあとテレビがあるから、体力を温存!」という感じ。

それらは個々の俳優というより事務所の方針が大きい。毎回、キャスティングをするときは、そこを重用視する。演技に命を賭けている人。人生を賭けている奴。低予算でも、大作でも、同じエネルギーで挑む役者。そんな人たちとでないと、いい作品はできない。1人でも軽い気持ちで、アルバイト感覚で俳優をする奴がいると、現場の空気が悪くなる。「早く終わってよー次があるんだからさー」みたいなタレントやマネージャーがいると、スタッフの怒りが込み上げる。

その俳優を魅力的に撮影しよう!という気持ちになれない。当然、作品のレベルが下がる。そんなふうに俳優を1人選ぶことはとても大切なのだ。その意味で僕はモデルクラブ系の事務所やバラエティタレントが多い事務所から俳優は選ばない。逆にいうと、近年、増えている「基本は映画」「歌手やタレント業はやらせない」「テレビは出さない」という事務所にはいい俳優が揃っており、映画製作に対する理解もある。そんな事務所と仕事をすることが多い。

レストランも俳優も同じ。専門店が今の時代に支持を集め、生き残っていくと思えている。

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「明日にかける橋」ロビーカード紹介⑤ この板尾創路さんの場面で誰もが号泣する! [キャスト]

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詳しくは書かない。試写会で見た人何人にも一番泣ける場面を聞いたところ。ダントツでここ!お楽しみに。

この夏いちばん泣ける映画「明日にかける橋」東京先行公開。有楽町スバル座で6月30日(土)〜公開。全国公開のためにークラウドファンティングスタート!!

支援頂くとリターン(レアなグッズ)がもらえます。

こちら=>https://www.booster-parco.com/project/271

15秒スポット=>https://youtu.be/7FtuotQgM7A



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「明日にかける橋」感想ー映像が過去の経験を思い起こさせる時、人は感動する! by Saven Sato [明日にかける橋=感想]

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「明日にかける橋」感想ー映像が過去の経験を思い起こさせる時、人は感動する! by Saven Sato

昨日、4月18日の試写会に招待していただいた。最前列の左端に座った。
太田隆文監督『明日にかける橋 1989年の想い出』は非常に丁寧な映画。その丁寧さに感激。建築家の難波和彦の「小さい家」を思い起こさせる。

2時間10分ほどで、長いと感じない。フィルム編集が丁寧。最近、イーストウッドの新作を見たが、内容はともかく、編集はバランスが悪く感心しなかった。それを見ただけに、よさが際立った。

ネタバレになるので、筋には触れない。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をオマージュにしている。この映画には引用が少なからずあり、それを味わえるのも魅力の一つ。『傷だらけの天使』のショーケンも一例。

きれいな風景の映像がオーバーラップでつながれる中、主人公のナレーションが流れる。いつもながらオープニングがきれいだと見惚れる。これにより舞台の全体像がわかる。

カットの一つ一つに監督の意図が明確に伝わってくる。意図がわからないカットはない。カットに説得力がある。言葉に依存せず、映像に語らせている。だから、説明がなくても、事情がわかる。これこそ映画。

好例がテレビ画面のショット。テレビは映画と違い音声に依存する。ところが、音声のないニュース画面だけで、効果的に挟み込まれているので、どういう時代の気分なのかがわかる。

しかも、カットの間やシーンの間の音のつなぎなどの音が丁寧。また、昔と今の音環境は違いも丁寧。昔の街角や事務所、喫茶店など今と音環境が違う。なつかしいなと思った。

音楽は禁欲的に使われる中、マタイ受難曲が印象的。また、時間移動の映画を踏まえ、ワイプの際に発射音のような効果音が入る。こういう遊びも楽しい。
台詞の長さもカットの長さにあっていて自然に感じる。ちょっとしたおしゃべりが後の伏線だったりするので聞き逃せない。

カメラのサイズとアングル、構図もよい。監督の意思がスタッフに共有されていることがわかる。そこからスタッフの意欲も伝わる。

俳優は芝居感がなくてよい。映画はこれが大切。太田映画は女優の演技に定評があるが、脇役の男性陣が力が抜けていて好感を持った。近年の映画やドラマで見られるような力んで観客がひく演技がない。

感動は映像そのものが起こすものではない。映像が過去の経験を思い起こさせる時、人は感動するもの。それができる映画は感動を呼ぶ。つまり、表現による感動は経験に訴えること。

私は高校時代に亡くなった友人を思い出した。彼は、あの朝、待っても、来なかった。おかしいなと思った。学校でその死を知った。17歳だった。

また、重い足取りでカバンを持って階段を登る父、弟を背負う姉など歳をとると、生きていく際に重いものを担うことの意味が分かるもの。

そうした経験を思い出しつつ、この映画を見終わった。視覚障害のある私よりも皆さんの方が発見することが多いはず。自分の目で是非この映画を味わって欲しいと思う。率直に言って、派手な宣伝の大作よりも映画への愛を感じる作品。愛があるからこそ丁寧な映画。

ただ、一つ不満があった。それは試写会後に監督とこの映画について語り合える時間が少なかったこと。これが残念。機会があれば是非そうしたいもの



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本日の中日新聞。「明日にかける橋」記事またまた掲載! [4月ー2018]


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本日の中日新聞。「明日にかける橋」記事またまた掲載!



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「明日にかける橋」1年前のこの日....1年後の今日...、 [4月ー2018]

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映画の制作発表を地元のお寺で行なった(写真上)。「本当に映画なんて作れるのか?」とメンバーは不安を感じながらのスタートだった。でも、そこからのメンバーは凄かった。この年の夏に撮影。新聞記事に書かれている通りに年内に完成披露試写会までやってしまった。

メンバーの主力は主婦の皆さん。プロではない方々が製作費集めから、撮影のお手伝い。そして現在の宣伝活動。スタートから1年。再び僕はロケ地にいた。今度は全国公開のための宣伝費支援を呼びかけるイベントである(写真下)。

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素晴らしい作品は出来た。町の魅力を伝えた上に感動でみる作品になっている。これを全国の人に観てほしい。そのためには宣伝費が必要。メンバーは全員、ボランティア。映画からの収入は全て映画の展開にまわしている。愛がなければできない活動だ。ぜひ、支援をお願いしたい。

有楽町スバル座で6月30日(土)〜先行公開。
全国公開のためにークラウドファンティングスタート!!支援頂くとリターン(レアなグッズ)がもらえます。
こちら=>https://www.booster-parco.com/project/271

15秒スポット=>https://youtu.be/7FtuotQgM7A


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