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切通理作さんの初監督映画「青春夜話」素晴らしかった! [映画感想]

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「怪獣少年の復讐」等の著述家・切通理作さんの初監督映画「青春夜話」

かなり評判がいいので皆、気を使っているのかも?と思ったが、

本当に良かった!

冒頭のシーンではカット割りの迷いを感じたが、

あとは初監督とは思えぬ縦横無尽!

まさに「青春夜話」心に染みる作品だ。

横浜J&Bで3月2日の金曜まで上映中。

お勧め! =>http://www.jackandbetty.net

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明日にかける橋ー日記 東京&全国版のチラシデザインを制作中 [2月ー2018]

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夏前、東京公開に向けてチラシのデザインが進んでいる。地元での完成披露試写会で作ったパンフレットの表紙を基調として、夕焼けの明日橋をメインビジュアルにした。そこにキャッチコピーともろもろ。それをデザイナーさんが3通り作ってくれた。どれが目を引き、内容が伝わるか? 観たい!と思えるか?を検討。さらなる修正を加えて、仕上げる。地元版は表はほぼ同じだが、キャッチコピーを変える。

まずは東京&全国版。これを数万枚刷って、映画館に置いてもらう。東京で公開される映画館。その系列。関係劇場。さらに地元でも配布される。裏側には東京のどこでいつから上映か?も記載される。あと、ストーリーや解説。スチール写真も載っているので、とりあえず映画のことがほぼ分かる構成だ。さあ、宣伝開始までカウントダウン。

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明日にかける橋ー日記  マスコミ試写会の準備! [2月ー2018]

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夏前に東京公開ができそうな流れになってきたので、急遽、マスコミ試写会の準備をスタート。配給会社が試写室の手配してくれている。試写室を借りるのは当然、有料。宣伝費は限られているのでなるべく安いところを探してくれている。また、夜の部、土日はレンタル料が高価なの外す。あまりに都心から離れて交通の便の悪いところもパス。

そんな会場を探して予約。4月から6月辺りまでで5回ほどマスコミ試写を行なう。映画評論家、映画ライター、新聞記者、テレビ関係、著名人、有名人、映画関係者を招いての試写会。これは一般試写とは別。雑紙やネットで一般の映画ファンの希望を募り、行なうのは一般試写会。今回はそれ以前に行なうマスコミ試写。

主にメディアを持っている方を招待する。映画を観てもらい気に入ったら自分が担当する映画コーナーで批評を書いてもらうとか、テレビでコメントしてもらう。映画サイトに書いてもらうというのが狙い。それを宣伝に繋げて行くのだ。ただ、最近は映画評論家という人はなかなか来てくれない。映画ライターなんて観に来ておいて悪口を書いたりする。それも「なるほど..」という批評ならいいが、完全に当て外れということが多い。

ま、基本僕の映画は評論家に評判はよくない。彼らの多くは問題作とか芸術作品を支持しがち。僕の作品はエンタテイメントであることが多い。一般客にはかなりの率でウケるが評論家には好かれない。ということもあり、今回はそれら以外の人たちもご招待しようと考えている。どんな人たちが観れば感動し、それを伝えてくれるか? 映画を応援してくれるか?その辺を考えている。


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地方映画の宣伝。外部の視点に立つことの難しさ。 [映画宣伝入門]

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地方映画を作る難しさ。やってはいけないことは何度も書いて来た。が、宣伝も同様にむずかしい。というのは視点を変えるということが意外に大変なのだ。今回はそのことを書いてみる。

撮影のときによくあるのが「***海岸公園を撮ってほしい」というような地元リクエストが来ること。応援してもらっている方々なので、無下にはできない。が、その公園は本当にどこにでもあるタイプのもので絵にならず、物語にもそぐわない。が、地元としては近隣の若者に来てもらいたくて高額の建設費をかけてお台場をイメージした作ったものだという。気持ちは分かるがそこで撮影するのは、いろんな意味でマイナス。

○地元として公園が映画に出ればPRになると考える
=>その公園は非常にセンスが悪く、世の若者が「おーいいなあ!」というものではない。お台場に似て非なる存在。

=>それを映画で観て若い人は「この公園に行きたい!」とは思わない。

○美しい田園が続く田舎町での物語なのに、

=>お台場風の公園が登場するのは物語設定としても成立しない。

そこでロケすることは物語としてもマイナス。公園自体もアピールしない。つまり、地元の方が売り出したいものと、他の地域の人が求めるものは違うということ。求められないものをアピールしてもメリットは少ない。

逆に地元で当たり前のものでも、映画スタッフから見たらとても魅力的な風景もある。それは都会の人たちにとっても魅力的であることが多い。そんな場所でこそロケするべきなのである。つまり、地元視点ではなく、外部の人の視点に立つことが大事なのだ。


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では、宣伝はどうなのか? 東京での映画館公開が迫り、ポスターやチラシが準備される。そのときに地元からこんな声がよく出る。「**市でロケ!」「地元が全面協力!」というキャッチコピーにしてほしいというのだ。地元としてはせっかく映画撮影したのだから、それを大宣伝したい!という思い。

が、ここに勘違いがある。町をPRするのは映画だ。映画を見れば町の魅力が分かる。が、その映画の宣伝で町を宣伝するのは本来おかしい。ここが難しいところなのだが、

○映画の宣伝というのはストーリーやキャスト。そして感動ものなのか? 笑えるのか? そんなことを伝える。
=>**市でロケされた作品。地元が協力しているということを伝えるのはおかしい。

=>「**市でロケ」されたことを聞いて「それは観なければ!」と思うのは地元関係者だけ。

=>外部の人は「あー町のPR映画ね」としか思わない。

=>結果、映画自体に興味を持ってもらえずに客が来ないということになる。

=>映画の宣伝というのは映画に興味を持ってもらえることを伝えること。

=>「***市で映画を撮影しましたよ!」ということは宣伝にはならない。


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先のロケ地選びと同じ構図。地元の人は地元愛がある。「町の魅力を外部の人に伝えたい!」という熱い思いがある。だから、自分たちが売り出したい場所を直接アピールしようとする。でも、外部の視点で町を見つめ直せば、外部の人が憧れるもの、興味を持つものとは違うことが分かる。それこそをアピールすることが大事。つまり、外部の人の視点に立って考えること宣伝も同じ。

○映画を観たい人が何を求めるか?
=>「感動」や「笑い」であり、どこの町で撮影されたか? 地元がどれだけがんばったか?ではない。

それを一番にアピールしても、映画を観る人たちが「観たい!」にはならない。「感動作」とアピールしてこそ映画館に来る。そこで映画を観れば「素敵な町だ」と気付いてくれる。町がアピールされる。映画の宣伝で町をPRしても無意味なのだ。

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同じように映画のチラシに町の名産物を掲載したり、地元観光地を載せてたりすることが地方映画ではときどきあるが、それも逆効果。

○チラシを手に取る人は映画の中身を知りたい、
=>そこに観光案内のようなことが書かれていては興味を失う。

チラシは観光PRではなく映画のPR。その映画を観れば地元がアピールされるのに、入り口である宣伝ーチラシでPRしたら、そこで関心をなくしてしまう。

ただ、これも熱い地元愛があるからこそ、陥りがちなところなのだが、愛があるだけに、そんな行為を見たときは悲しい。そして、そんな方にそう説明してもこう答える人がいる。

「故郷をアピールする大切な機会だから、できるだけ町のことを伝えたい!」

それは故郷をアピールするというより、多くの人に関心を持たせないための行為となっている。

だが、地元で映画を上映するときは、先に上げた行為が全て宣伝として有効になるから面白い。「地元のどこで撮影されたか?」「地元がどれだけがんばったか?」が市民の関心を引くのである。

地方映画の宣伝はそんなふうに特殊な方法論が必要。どこで上映するか?によって、視点を変える必要がある。それをうまく使い分ければ地元でも外部でもアピールすることは可能なのだ。


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