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明日にかける橋ーポスプロ日記 チラシ裏のデザインで悩む! [映画宣伝入門]

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宣伝というのは本当にむずかしい。今回のような地域密着型映画の場合は特に大変。地元向けには「地元がロケ地であることをアピールすること」が大事。自分たちの町が舞台の映画ということで興味を持つ。「ブラックレイン」や「マンハント」が映画が面白いということだけでなく、日本が舞台だということでヒットした。同じ構図。ところが東京、さらに全国公開のときは「***市ロケ映画」ではダメ。何度も書くが、それでは観光地を紹介。故郷を自画自賛する映画と思われ敬遠されることが多い。

だのに地元の人たちは「ぜひ**市ロケと謳ってほしい」ということがある。「町が宣伝できる」というのだが、それは大きな間違いで、町の宣伝をするのは映画。その映画の宣伝で町を宣伝してはダメ。「北海道ロケ」「横浜ロケ」ならまだいいが、知名度のない町でロケした映画を見たい!と思う人はまずいない。宣伝する上でマイナスなのだが、その辺を勘違いして「***市ロケ。町の魅力を伝える映画」とか宣伝して惨敗する地方映画が多い。

本当に中身が地元のPRだけ。物語がおまけに着いているような映画では別の宣伝をしてもダメだが、ちゃんとした中身がある映画なら東京と全国の公開では「どんな物語で」「何が面白い映画であるか?」をアピールすれば観客を呼べる。「笑えるのか?」「感動できるのか?」「ハラハラできるのか?」そこに観客は興味を示すのだ。

その意味で「明日にかける橋」は「感動の物語」であり「タイムスリップして1989年に行く」という映画であることが売り。それをチラシやポスターでアピールすることが大事。キャッチの1つは「日本版バック・トウ・ザ・フューチャー」焼き直し物語ではないが、過去に行き、家族を救うという設定は同じなので、そういう言い方が映画ファンにも分かりやすい。

映画を見てもらえれば「バック」とはかなり違う、感動作であることが分かるが、同じ方向の映画であることをアピールするのが有効。さらに「明日」の特徴は1989年が舞台であること。昭和64年=平成元年だ。今年で平成が終わることを考えるととてもタイムリー。バブル全盛の時代。ジュリアナ東京で若い女性がお立ち台で踊った頃。その懐かしさも映画の魅力。

そこでチラシの裏はその2点で攻めようと、僕なりにデザインをしてみた。もちろん素人なので写真を切り取って貼るだけ。仕上げはデザイナーさんにやってもらうが、ベースになる。が、これがなかなかむずかしい。「バック」をイメージするとコメディ色が強くなり「明日」らしさがなくなってしまった。目は引くし、面白そうではあるが、別の映画になってしまう。

デザインは本当に難しい。その「1989年感」と「感動の物語」を大切にしつつ、デザイナーさんに直してもらう。

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