SSブログ

無名監督ではいけない「有名になることは大事」という有名女優さんの言葉? [地方映画の力!]

10636333_805716776169295_271445461532430799_n.jpg


俳優になりたい! 歌手になりたい! 映画監督になりたい!という多くの若者は同時に「有名になりたい!」という思いを抱いている。若い頃に僕のまわりにいた友人たちも皆そうだった。が、僕はなぜか?そんな思いがほとんどなかった。映画監督にはなりたいーというより映画を作りたい。でも、有名になりたいとか、テレビに出たいとかほとんど考えていなかった。

「有名になりたい!」というのは、通常、自分をバカにして来た奴を見返してやる!とか、俺の本当に力を見せつけてやる!とか、リベンジ的な意味合いを持つ。親から認められないとか、友達がいない、バカにされる。そんな環境にいる若者がそんな思いを抱く。或は有名になれば、チヤホヤされるとか、注目される「モテるようになる♡」という思いもあるだろう。人には金がほしい、物がほしいというのと同じように、認知されたい欲求もあるので、それの強い人は有名になりたいという思いも強い。

どうも、僕はその辺の欲求に欠けているのか? 舞台裏の仕事が合っていて、ステージに立って拍手を受けたい、有名になりたいという思いがほとんどなかった。が、映画監督業というのは裏方でありながら、ある意味で俳優と同じように表舞台にも立たなければならない仕事。嫌でも人前に出るし、マスコミの取材も受ける。テレビにはあまり出たことはないが、多少は知られた存在になる。

それは仕事柄なので、それ以上のことは必要ないと考えていた。そんなあるとき、仕事でご一緒した国民的俳優にお会いした。彼女はとても有名でどの町に行っても、たいていの人は知っている。NHKの朝ドラマ、ゴールデンの超寿命番組と、国民的な番組にも出ており、顔を見たら多くの人が「あーー」という女優さんだ。

彼女は僕より若いがときどき説教される。「太田さん。それは違いますよ」と姉のように諭される。文句が多い僕だが、いつも納得する説教なのでおとなしく聞く。あるとき、僕が「有名になんてならなくてもいい。映画がヒットしてくれれば、それでいい」という話をしたら、言われた!

「太田さん。それは違いますよ。有名になれば、いろんな仕事依頼が来ます。自分がやりたい仕事を選べるようになるんです。有名になることは大切ですよ」

それから、いろいろ考えて、痛感することがあった。例えば映画の宣伝。僕の作品は何億円もかけてCMをバンバン流す映画ではない。が、宣伝することで多くの人に見てほしい。そんなとき自分に知名度があればいろんな宣伝ができる。有名ならテレビ番組で番宣。でも、無名の監督は余程のことがないと呼ばれない。

有名なら多額の宣伝費を使わなくても「あの有名監督の新作」というだけで観客にアピールする。知名度があるとは、そういうことなのだ。京都の町は知名度が高い。だから、宣伝しなくても観光客が殺到する。名もなき町は宣伝しても客が来ない。だから、観光収入を期待する多くの町は四苦八苦している。同じだ。無名監督が新作を撮ってもマスコミは大々的に取り上げない。スタンリー・キューブリックは新作を撮ると「ニュース番組」で紹介された。

そんな有名効果をうまく使っていたのが伊丹十三監督だ。もともと俳優だし。ヒッチコックもそうだ。監督の名前で客を呼ぶ。そのために彼が予告篇にも登場する。伊丹監督はそれを学んでいた。そう考えたとき、姉さん(?)のいうことは正しいと思えた。が、まあ、簡単に有名にはなれないので、難しいのだが、ここでも「知ってもらうこと」「知名度」の大切さが分かってもらえるはず。

知ってもらう大切さ。3回続けて書いてみた。ビジネス、観光、販売に関わらず全ての基本であるにも関わらず、意外と深く考える機会がないことなので分かりやすく説明しようと記事にしてみた。



タイトル.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

明日にかける橋ーポスプロ日記 完成に向けてラストスパート! [「明日」編集]

23334044_1684638141610483_7160854309468750930_o.jpg


すでに音楽制作がスタート。カラコレも作業中。映像処理も開始。パンフ作りも進んでいる。最後のひとつ。音関係の連絡も昨日、返事があり始めることができる。撮影された映像はそのまま映画になる訳ではなく、この数ヶ月かけた様に編集をし、さらに色彩、明暗(カラコレ)調整をする。昼間のシーンを夕方にすることもあるし、夜のシーンをより暗くしたりもする。

さらに音。撮影現場で映像と共に録られた音を使うところと、使わないところがある。また、現場で入ったいらない音を削ったり、必要な音を追加したりもする。編集によって音も一緒に切り刻まれるので、その場所の環境音も飛び飛びになる。その飛んだ部分に同じ環境音を入れてやらないと、見ていてぎこちない。映画を見ていても観客が気付かない、そんな作業も必要なのだ。

パンフレット製作も進行中。デザイナーさんは映画をまだ見ていないので(彼だけでなく、誰もまだ見てませんが)、どうしても分からないところがある。デザインした各ページを僕が確認。間違いがあれば連絡して直してもらう。本来、パンフレットは劇場公開時に間に合えばいいのだが、今回は地元での完成披露上映会。そこで販売できれば、映画に参加してくれた方々、応援してくれた人たちにいち早く読んでもらうことができる。想い出の品となる。だから、時間がないが作ろうと考えた。

完成披露上映会までカウントダウン状態の中だが、いくつか秋の風景を撮り、本編に入れる。数日中に地元を訪れて紅葉等を撮影する。時間がないので、いろんな方にお会いすることはできないと思うが、御容赦。

とにかく、ここからは時間との戦いだ。がんばります!



タイトル.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「明日にかける橋」ーさて完成披露上映会は? いつか? [完成披露試写会in静岡]

小 2.jpg


23日、24日、25日、27日の4日、ロケした3カ所の町、袋井、磐田、森でのお披露目上映となる。23日の上映会にはなんと、宝田明さんの舞台挨拶が予定されている。(何回目の上映になる?かは相談中)

そして25日にもある俳優さんが来てくれそうだ。皆、忙しい中時間を空けてくれた。あと、全日、僕は会場におり、俳優と共に舞台に立たせてもらう予定。詳しいことは近日中に告知。

(写真は湖西市ロケの映画「朝日のあたる家」の完成披露上映会。3000人が来場。地元はやはり盛り上がるので楽しみ)

会場。前売り券、上映時間は=>http://ffc2017.main.jp/


タイトル.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「明日にかける橋」ポスプロ日記ーまた神経切れそう。。 [「明日」編集]

24293960_1713328215408142_3012159512728440571_n.jpg

秋風景撮りが迫る。どうじにポスプロの追い込み。またまた、やること山済み。脳の容量が足りない。「やること」をメモして机の前に張り出す。ありすぎて覚えきれない。その1つ1つがまた手間のかかることばかり。

まず今朝からは上がって来たパンフのラフ確認の続き、何度も書くが、デザイナーさんはめっちゃ優秀な方だが、映画をまだ見ていない(誰も見ていない)ので、どの写真が撮影風景で、どれが本編スチールか分からない。それを1枚ずつ指摘。代わりの写真を送る。

効果の人と会うことになったので、そのためようの本編素材を書き出さなければならない。今は仮の音楽(既成の曲)を入れているので、それをはずした版も必要。時間をかけて貼りつけた曲をひとつひとつはがして、また本編素材を書き出す。

その間にパンフ制作に戻る。撮影風景の写真がもう一息なので、別のものを選ぶ。が、なかなかいいのがないので、オリジナル。つまり、現場で撮ったもの数千枚を順に確認。そこからいいのを選ぶ。これに数時間。目がしょぼしょぼしてくる。ようやく、選び終えて、パソコンにコピーしていると、すでに撮影風景ベストというアイコンが!あ、編集前にすでに同じ作業をやっていたんだーーーーーーー。この数時間は何だーーー。

頭ボケている。

その写真からベスト・オブ・ベストを選び、デザイナーさんへ。地元での秋風景撮りの連絡メールも次々に届く、撮影させてもらう場所や担当者にも日時を連絡せねばならない。また、誰から、どこから順に訪ねるか? 経路や曜日も決めないとならない。さらに撮影に必要なものも用意。いろいろ小道具も必要なのだ。ひとつ忘れただけでも、東京まで取りに帰ることができない。

本来、この辺はPが担当するのだが、彼は今、別の映画の撮影中。僕が仕切りをやる。通常なら全然問題ないが、編集等の作業をしているときは、アーティストモードでその種の作業が本当に苦手。だから余計に神経切れそう。

パンフ関係の作業はさらに続く、記事部分の文章確認。頼んである原稿の催促。お願いしてあった写真が届くと、デザイナーさんに送る。音効さんにも音データと、映像データと、スケジュール表。音データリスト等を送る。あれ? どこにしまったっけ?探すところからスタートだ。

午後になり、歯医者の時間。また、恐怖の治療。帰り道で、情報確認する件を思い出す。その人にメール。こんなことが数日続いている。上映会までカウントダウン。神経が切れそう...。



タイトル.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。