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タイムリミットは2ヶ月。気持ちが焦るばかり...。 [「明日」編集]

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 数日前より朝、寒さで目が覚める。ちゃんと窓は閉めているし、まだ10月。でも、冬近しということか? 8月の撮影が終わったとたんに猛暑が終わり、9月が終わったとたんに寒さを感じる。あの夏の撮影がより昔のことに思えてくる。

 やる事山積みでデスクワークもまだまだあるが、12月の地元上映会も決まったので編集を最優先にしたい.。なのに、集中できないで苦悶している。まだ開始から3日しか経っていないので、こんなものなのだが気持ちばかりが焦る...。

 いつはだいたい1週間くらいはダラダラしていて、やがて編集の霊(?)が降りて来て作業がもの凄い勢いで進むのだが、そこまでが辛い。毎回、編集が調子の乗って来ると中断ということがあり、切り替えが効かず、本当に苦しい思いをするのだが、今回はすでにデスクワークが残っている。

量が多過ぎて9月中に終わらなかったのだが、前半は過労で寝込んでいたし、時間が足りないとしか言えない。しかし、まずは編集。ある程度のところまで進めてから他の仕事に戻る。スチール写真選びはだいたい終わった。あとカテゴリー分けをするだけ。これは来週中盤に担当者に渡さなければならないので、がんばった。

 さて、今は夜。秋の夜長というが、編集するには最適。なのに、エンジンがかからない。ま、編集は作業ではなく、人生を見つめる戦い。惰性ですることはできない。ボクサーだとタイトルマッチだ。そこまでに気持ちを盛り上げて、編集モード全開にせねばならない。

 それがなかなかできない日々が続き、気持ちだけが焦って行く。そう思って前作「向日葵の丘」日記を読み返してみた。撮影が終了した2014年夏。5月19日から編集開始。このときは現像処理はカラコレとして編集終了後に行なうので、いきなり作業開始。そこから最後のシーンに辿り着いたのが、8月2日
2ヶ月と10日ほどだ。今回は12月上旬にはMAをせねばならないので、2ヶ月ほど。んー10日足りないが、それまでに上げないと上映会に間に合わない。ただ、日記に稿書かれていた。

「どんどん時間が過ぎるのに、編集が進まない。イライライライライライラ!ま、本日の仕事はやらねばならないことなのだが、突発的な依頼等もあり、それも宣伝等の意味で大事なのだが、んーーー。こんなことではいけない。時間なさ過ぎ。また、猫の手も借りたい状態に逆戻りだ」

今回も同じだと思うと少しは気が楽になる...。でも焦る。


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明日にかける橋ー編集日記(3日目) タイムラインに全部並べる? [「明日」編集]

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何か引っかかる...。いつも編集初期はこんな気持ちになり、なかなか作業が進まない。ひとつには編集の霊(?)がなかなか降りて来ないこともあるが、いろいろ理由がある。編集でなくても、そうだが、自分をそこに追い込むことが大事。人はどうしても楽しようという意識が働いたり、面倒なことを避けようとする。いかにして自分をその場所に引きずり込むか?そこがポイントだ。

先日はオープニングの風景を繋いでみた。これがなかなか良くて、映画全体のテイストが感じられる。で、「向日葵」日記を見たら全く同じことをしていた。完全に忘れていたが毎回、同じことをしているようだ。次にタイムラインにデータを物語順に全て並べて行くことを思いつく。そのあとに「向日葵」日記を見たらまた同じことをしていた....。まあいい。

とにかく順番に並べて行くと12時間分。まだ途中だが、これをリアルタイムで全部見ると12時間かかるということ。それ2時間ほどにまとめる作業なのだが、それをやっていて面白いことに気付く。通常、太田組の撮影は順撮り。シナリオ通り、物語順に撮影する。そのことで若い俳優たちが混乱せずに、役の成長を演じられるからだ。若手でなくても、ベテランでもその方がやりやすい。

恋人と別れるシーンを撮影したあとで、出会ったときの場面を演じるのはむずかしい。形としては演じられるが、気持ちの部分を作りにくい。それをやるのがプロ!とよくいうが、やりやすい方がより良い演技ができるものだ。しかし、今回は順撮りを出来なかった。いろんな理由があるが、時間と経費。スケジュールの問題が大きい。

例えば、今回のような地方映画には通常、有名俳優は出てくれない。一昔前に活躍していた俳優が特別出演で出るくらい。なのに、今回は現役で活躍。テレビや映画で売れっ子の俳優たちが何人も出演してくれている。地元の皆さんの熱意が届いたからこその奇跡の展開なのだが、その手の人気俳優はスケジュールがタイト。十分な日数はもらえない。いろんな仕事を抱えているからだ。

5日撮影に必要なところを3日で撮らねばならなくなる。その人の場面をまとめて撮影せねばならない。他にも理由があるが、そんなことで今回は順撮りが出来なかった。なので撮影中も物語の中を行ったり来たりして、ストーリーは分かっていても、実感として物語進行が今ひとつ把握しれきれないところがスタッフにもあった。頭の中で時間順に繋いで....理屈では分かっているが、体感し辛い。

そんな撮影素材を物語順にタイムラインに並べて行くと、本来の流れが体感として分かるようになる。もちろん、頭では分かっていたのだが、「あーーこの場面のあとにこのシーンがくるんだ!」「あーーこれがこうなるのか?」と嬉しくなる。見ていて面白い。

しかし、感じるのは凄い物語だということ。印象を書いてみると、家族ドラマとしてスタート。文芸小説のような過酷な展開があり、年月を重ね少女が大人になり、不況の嵐が吹き捲くる。そこからファンタジー要素が登場するにも関わらず物語は文芸ドラマテイストが続き、SFドラマ的展開も始まる。
そして、そのあとは刑事ドラマになり????

見ているとそれが全然おかしくない。何か、こんなドラマ初めてかも? 自分でいうのもヘンだけど、かなり興味深い。いや、まだこれから、その物語の中へ、これから2ヶ月ほど飛び込んでみる。



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明日にかける橋ー編集日記 集中できない!!!そんなときは? [「明日」編集]

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編集作業がスタート。何週間も前からなるべく人には会わず、会話もしないでいた。部屋に籠もりデスクワークを続けることで、少しずつ編集モードに切り替えて来た。が、いつもスタートした初期の頃は、なかなか切り替えができない。

編集機に映像データを取り込み、タイムラインに物語順に乗せて行く。頭から編集を開始。主人公みゆきが朝起きるシーンから。でも、何か引っかかる。一部のシーンのことだけ考えて編集してはいけない。全体の流れの中で編集せねばならないのだ。

以前に気になっているシーンがあり、そこから編集したことがある。が、そのあと頭から編集してその場面に来たとき、流れがおかしくて、結局、そのシーンは全部やり直した。その意味で最初から作業することは大事。

それを思い出し。みゆきの部屋のシーンではなく、その前。そう、太田組作品は必ずロケ地の風景から始まる。で、まだ、秋風景とかはこれから撮るのと、すでに撮影した膨大な風景素材から選ぶのは時間がかかるので、スチール写真を取り込んで並べてみた。これはいい感じ!雰囲気が伝わる!ということで、作業が進んだ。

それが後日、また作業がスローダウンする。理由は何か? 編集作業というのは自分でコントロールできない何かが起こる。集中できない理由が分からないのだ。お腹が減っているのか? いや、昼ご飯は食べた。コーヒーを飲んでみる。これが気分転換になることが多い。が、ダメ。お菓子を食べてみる。風呂に入ってみる。経験上、それらはとても有効なのだが、ダメ。

切り札は酒を飲んで1度寝る。そして深夜に起きて作業再開。それもダメというか、酒を飲みたいと思えない。結局、その日は他の作業をした。そしてまだ早い時間にベッドで横になると、そのまま寝てしまい気付いたら朝! 要はかなり疲れていたのだ。でも、気持ちが「編集せねば!」と思っているので、それに気付かない。そんなこともある。

タイムラインには交通事故までのデータが全て並べてある。NGテイクや別テイクも入っているが、ここまでで2時間半。これを15分くらいに短くする。もちろん、見やすくて、物語に引き込まれるように編集する。だが、まだ、いつもの「編集の霊」が降りて来ない。その期間がとても苦しい。本日も作業が続く。


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えーーー「向日葵の丘」「朝日のあたる家」TSUTAYAでレンタル終了?! [告知]

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僕が監督した2本の映画。「向日葵の丘」



「朝日のあたる家」



TSUTAYAでのDVDレンタルが終了します。

新作映画は1年間しか店頭に置かれません。


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でも、お店に注文すれば取り寄せをしてくれるところもあるので、

もう1度見たいという方はこの機会にぜひ。


「青い青い空」はあと1ヶ月くらい店頭にあります。


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「明日にかける橋」パンフレットを作ります!② インタビュー [「明日」編集]

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写真は前作「向日葵の丘」のインタビューページ。田中美里さんのパート。俳優さんたちはどんな思いで撮影に挑み、演じたか?ロケした町の印象はどうだったか?等のロングインタビューを掲載。すでに映画ライターさんがメイン俳優へのインタビューをスタート。今回のパンフもインタビューは見開き2pの豪華版。12月の地元上映会で販売。お楽しみに!


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「明日にかける橋」パンフレットを作ります!① ロケ地マップ [「明日」編集]

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12月の上映会に間に合うように制作中。撮影現場のロケ地マップも準備中。あの場面の撮影はどこで行なわれたか? このマップで物語の中へ旅することができます。写真は「青い青い空」のパンフのロケ地マップ。これを持って浜松を旅した人もたくさんいたなあ〜。今回もお楽しみに!



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