地方映画の作り方=町おこし映画はどのようにして作るのか?(第3回) [地方映画の力!]
地方映画の作り方=町おこし映画はどのようにして作るのか?(第3回)
僕の映画のほとんどは地方映画だ。その地方の魅力を紹介しつつ、感動の物語を描く。企業映画とは少し違うそれら作品はどのように作られるのか?前回の続きを紹介する。
⑥ メインキャストを決める。
まずはメインキャスト。主要な役の俳優を決める。監督とプロデュサー。或いはキャスティング担当が相談。様々な候補者を上げて、その役に相応しい俳優を選ぶ。有名俳優は半年先、1年先までスケジュールが決まっている。早めの依頼が大事。
担当者がその俳優が所属する事務所に連絡。シナリオを送り読んでもらう。気に入ればスケジュール。そしてギャラ交渉。全てがクリアできれば出演が決まる。太田組ではこれまでに常盤貴子さん。鈴木杏さん。いしだ壱成さん。山本太郎さん。らに出て頂いている。
⑦ その他のキャストを決める
メインキャストは有名な俳優を使うことが多いが、それ以外のキャスト。或いは新人の場合はオーディションを行う。多くの事務所に連絡。役の年齢性別、キャラを伝える。会場を借りて監督らが審査。役を一つ一つ選んで行く。全て見つかるまでやる。通常数ヶ月かかる。
太田組の場合は大物俳優枠というのもあり。毎回豪華キャストが出演する。松坂慶子さん。長門裕之さん。津川雅彦さん。宝田明さんら。
⑧ ロケハン(撮影場所を決める)
通常は制作部がシナリオを読み、物語に相応しい場所を探す。が、太田組の場合は監督自身がロケハンをする。物語と撮影との微妙なバランスを考えて選ぶ。単に物語に相応しいだけでない独特の選び方をする。そして素敵な場所があれば、シナリオを変更して、その場所を生かす物語に書き換えることもある。ここは制作部ではできないところ。太田組のスペシャルである。
(つづく)
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