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地方映画の作り方=町おこし映画はどのようにして作るのか?(第1回) [地方映画の力!]

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地方映画の作り方=町おこし映画はどのようにして作るのか?(第1回)

僕の映画のほとんどは地方映画だ。その地方の魅力を紹介しつつ、感動の物語を描く。企業映画とは少し違うそれら作品はどのように作られるのか?少し紹介してみる。

① 企画ーどのような映画を作るか?考える。

地方映画。多くの場合は町興し、或いはは町のアピールが目的となる。ただ、注意せねばならないのが映画はコマーシャルではないこと。地元を自画自賛するだけの物語では他県の人たちが、お金を払い映画館へ行ってくれない。アンテナショップで流すようなものを上映しても見に来る人はいない。

映画で町のアピールをするのではなく、まず感動的な物語を見せること。感動すればロケ地が強く印象に残る。その町に行って見たくなる。それこそが大事。「この町は素晴らしい」「大根がうまい」「美しい観光地もある」というのはそもそも映画ではない。それに気づかず多くの自治体が失敗をしているので注意。

② 監督やプロデュサーに相談、映画製作を依頼。

映画の方向性が決まったら、それを監督やプロデュサーに相談。相互理解を深める。両者の意見を持ち寄り、話し合い。映画製作を依頼。この段ではまだ全ての製作費を用意する必要はないが、当面の準備のために準備金を支払う。ちなみにスタートするのは遅くても撮影の半年前。撮影準備は時間がかかる。中規模作品なら1年前から準備を始める。

最初にシナリオを作る。それがないと何も始まらない。まず、監督と脚本家を地元に呼び、シナハン(シナリオ・ハンティング)をしてもらう。ロケハンは撮影する場所を探すものだが、シナハンはシナリオを書くために、舞台となる町を把握するためだ。町のイメージを掴んでもらい物語の細部まで考える。

ロケ地に来たことのない脚本家が町を想像して物語を作っても、リアリティのあるものはできない。その町の魅力が海なのか?山なのか?草原なのか?都会なのか?田舎なのか? そして町の人たちと触れ合った上で物語を考えないと、その町の魅力が感じられないものになってしまう。なので、まず、シナハンだ。

(つづく)



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