「幸せって何だろう? どこにあるんだろう?」結婚、金持ち、有名になること? 考えてみた。 [my opinion]
「幸せって何だろう? どこにあるんだろう?」結婚、金持ち、有名になること? 考えてみた。
多くの人は「結婚」を一つの幸せを考える。ま、結婚してみるとそうでもないことを痛感することも多いが、愛する人と共に暮らし、苦しみも喜びも共にし、人生を歩むというのは基本、一つの幸せだだろう。
金持ちになるーというのも幸せだと考える人が多い。生活に不安がない。ほしいものが買える。海外旅行に行ける。大きな家に住める。外車に乗れる。だが、これも1人では幸せと言えないだろう。一緒に喜びを感じるパートナーがいるからこそ、旅行に行っても、美味しいものを食べても、豪華な家に住んでもハッピーなのではないか?
さらに人々が求める幸せー「有名になること」がある。これは心理学でいう「認知欲求」だ。人に認められたい。褒められた。チヤホヤされたい。賞賛されたい。そんな思いを叶えるためには有名になること。事業で成功する。研究でノーベル賞を取る。色々あるが、芸能人になれば手取り早く有名になれる!俳優、タレント、歌手、作家、アナウンサー、映画監督、ミュージシャンとテレビにも出る仕事。
だが、これらの仕事も知られざる現実がある。例えば俳優。売れるまでが大変。売れるとチヤホヤされるが、妬みも凄い。誹謗中傷を受ける。プラバシーが踏みにじられる。街を歩けなくなる。利用しようとする輩が近づいてくる。誰が自分を愛し、誰が利用しようとしているのか?分からなくなる。極度の孤独に悩まされる。
有名になるという代償はとても大きい。先の金持ちも同じだ。以前にお会いした超富豪の社長。何不自由ない生活をし、スーパーカーを何台もお持ちだが、誰も信用できないという。揉み手で近づいてくる人たち。「金貸してほしい」「出資してほしい」「事業を応援してほしい」と笑顔で集まってくる。先の芸能人と同様、誰が敵で誰が味方か?分からなくなる。部下も信用できない。
つまり、どの幸せも、必ず見返りが付いてくる。それを知らない人が「金持ちになりたい」「有名になりたい」というのだろう。そう考えると愛する人と結婚し、子供たちの成長を見守るというのは先の2つとは違い純粋に「幸せ」なのかもしれない。もちろん、相性が合わない。浮気をする。酒癖が悪いということで不仲になり、毎日が地獄になることもある。僕が監督した映画「向日葵の丘」で主人公を演じてくれた常盤貴子さん。こんなセリフがある。
「幸せって何だろう? どこにあるんだろう? その答えを探して私はシナリオライターになりました」
そのセリフ。僕自身の思いを込めて書いた。僕自身がその答えを探して映画監督になった。その答え。今も探し続けている。
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