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ワークショップは次回作の出演者探し、でもある。=個性派と出会えば当て書きもする!参加者、募集中。 [映画業界物語]

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個性派、実力派と出会えれば次の作品で、その俳優のための役を作る?!

「俳優のためのワークショップ」2年ぶりに開催する。前回は多くの参加者があり、そこから3人を選び、僕の新作「明日にかける橋 1989年の想い出」に出てもらった。いずれも主役に絡む。セリフも多い重要な役。数日間のロケ。本来はそれなりに知名度がある俳優に頼むべき役だが、僕は顔の売れていない役者にやって欲しかった。

そのためにワークショップで、それらを演じることができる実力派を探した。いくら芝居が上手くても、あちこちで見かける俳優が演じると、その段階で作り物のドラマと観客は感じる。アメリカ映画でいいのは刑事でも、犯人でも、売人でも、被害者でも、主役以外は見たことのない俳優が、演じていること。見るからに悪そう、ズルそう、危なそう、怖そうな雰囲気があり「本当に犯罪者じゃないか?」「警官ってこうだよな」と観客がリアリティを感じる。

日本の場合。俳優の層が薄く、

実力があって無名と言う人は少ない。本当はいるのだが、探すのが大変。新人でもオーディションでは10ー15分しか持ち時間がない。そこそこの経験者だと、事務所がオーディションに出して来ない。呼んでも1時間2時間も芝居を見せてもらうのは嫌がられる。とにかく、いろんな障害があって実力を確かめるのは難しい。

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そこでワークショップを開き。

基本はレッスンなのだが、その中で実力がある者を探し新作で出てもらうと言う形を取っている。俳優には10分では実力発揮できないが、30分あればエンジンがかかると言うタイプもいる。オーディションで不利。でも、ワークショップなら、十分に時間がある。

また、演技力はイマイチでもキャラが合えばオーケー。前回で言えば誘拐犯がそれ。演技力より狂気があればいい。それは努力だけで出せるものではない。出演してもらった若手俳優。実力派イマイチだが、キャラで決めた。同じく実力はある。キャラもいい。でも、次の映画では役がない。と言う俳優が何人もいた。

さらに20歳以上の女優も

いいキャラで力もある子たちがたくさんいたが、大人の女性役が少なく残念だった。その意味で、前回、選ばれなかったからといって実力がないと言うことではない。僕が次の作品なら、相応しい役があるかもしれない。が、「前回は来てくれたけど、今回は不参加か。候補にしたい役あったのになあ。残念〜」と言うこともよくある。出会いと運も実力の内だ。

役がなくても、超個性的であったり、ずば抜けた実力があれば、シナリオを書くときに、その俳優のために役を新たに作る。俳優の存在は大事だ。そんな出会いがあること。今回も期待している。前回、参加した人たちも、あれから成長し、幅を広げているはず。懲りずに参加してほしい。



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