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第1線で活躍する有名俳優の共通点③ 問題がある俳優事務所の共通点? [映画業界物語]

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第1線で活躍する有名俳優の共通点③ 問題がある俳優事務所の共通点?

モデルクラブから俳優事務所に転じた会社も問題あり。芸人もモデルも、多く仕事を入れた方が儲かる。だから、映画撮影の日でも、別の仕事を入れることが多い。

事務所がそれだから、俳優もそれが普通だと思うようになる。あとがあると集中して芝居ができない。そのために元モデルクラブの事務所では演技派が育ちにくい。綺麗で、イケメンでも、芝居がダメな役者が多い。

その点、昔から俳優中心の事務所は映画作りに理解がある。演技に集中しやすいようにバックアップ。映画とドラマ以外の仕事をさせないところも多い。バラエティに出たり、歌を歌ったりさせない。番宣のときだけトーク番組やバラエティに出演させる。出来る俳優が所属する事務所の多くはそんなスタンスだ。

低予算でもいい映画なら出演させる。芸術映画もOK。いかにも売れ線だが低俗な作品には出さない。バラエティも宣伝以外はダメ。テレビにも出ないことで高級感を作り、CMの仕事で稼ぐ。この手の事務所も多い。

70年代は前回説明したが、俳優の人気が出ると、歌手デビュー。「全員集合」にゲスト出演。テレビドラマ。CM。ととにかくメディアに露出させた。逆に、人気が出た歌手もドラマだ。映画だ!と出演。大して芝居ができない若手が主演した。稼げるだけ稼ごう!というスタイルが主。事務所の方針だけでなく、観客や視聴者もそれを望んだ。

それが今は映画にしか出ない俳優が多い。テレビにはほとんど出ない。歌も歌わない。バラエティにも出ない。俳優業に専念。今、人気の若手俳優たちはほとんどが、その路線。

もちろん、J系のタレントたちはドラマや映画で主役を張っているが、それら作品は内容的に評価はされない。テレビ番組にゲスト出演して朝から晩まで宣伝してヒットを取ろうとするが、1年経つと忘れられる作品でことが多い。

その意味で映画を中心に、俳優業に専念する若手俳優たちの時代がやってきたのだと感じる。

(つづく)



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