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ワークショプで出会った実力派たち。何が決め手で映画出演になったのか? [映画業界物語]

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ワークショプで出会った実力派たち。何が決めてで映画出演になったのか?

前回のワークショップ。探していた人材を見つけた。40代おじさん。10代男の子。あと、怪しい役1人。もちろんずば抜けていい役者がいれば、その人に合わせた役を作るつもりだった。あるいはすでに上がっているシナリオに登場する役を、その俳優に合わせて直すことも考えていた。

が、基本はワークショップ。若い人たちの勉強になればと思っていた。実際にやる気ある人材が見つかり、撮影に参加してもらった。残念な例もある。以前、僕の映画に出てくれた俳優も参加していた。彼の実力はよく知っている。「来なくてもいいのに〜」と思ったが、芝居を見て感じた。

「別のキャラだが、今回のあの役も彼で行けるかな?」

他にも候補者がいたが、彼がダントツ。最終日に決戦で決めようと思ったら、彼は来なかった。それはもう実力ではなく運がないと言うこと。残ったメンバーの中から決める。残り候補者3人の内1人は来れないと連絡。残りは2人。が、その内の1人は早引きするといい。決戦ができず、残り1人に決定か?と思ったら、来れないはずの1人が来て決戦。彼が勝ち残った。本当に誰を選んでもいいくらいに実力派ばかり。最後は運だった。

若手の方も、決戦となった。

実力は互角。ルックスも互角。後日、スケジュールを聞くと片方がアウト。もう片方はオーケー。それで決まった。3人目はもう向かうところ敵なし。他に候補になる役者はいなかった。ただ、彼も実力がある訳ではない。キャラがいい。それでも彼の演技を実際に見れたことで確信を持てた。行けると。

そんなことで、それぞれに鈴木杏や田中美里、板尾創路と言うすごい面々と共演してもらった。事務所が大手とか、売れている俳優とか、過去に有名作に出ているとか言う俳優たちではないが、第一線の人たちに負けない芝居を見せてくれた。こんな風に探せば、できる役者たちはいる。が、小さな事務所にはオーデイション情報がいかないことが多い。だから、チャンスがない。

あるいは5分10分のオーディションで実力発揮できない俳優もいる。でも、変に器用な奴より、そんなタイプに本格派がいる。その意味で今の映画界はなかなかの人材が見つけにくい環境。だからワークショップの意味は大きい。今回も名もなき実力派との出会いを期待している。(写真は前回の様子)

参加者募集中=>https://cinematic-arts.blog.ss-blog.jp/2019-10-28



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