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「俺には追いかける夢がないんだよ」 =自分を殺して10年勉強して来た若者の悲痛の叫び。あまりにも悲しい...。 [my opinion]

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「俺には追いかける夢がないんだよ」
=自分を殺して10年勉強して来た若者の悲痛の叫び。あまりにも悲しい...。

「夢は掴める! 諦めてはいけない」

と言う記事を書いたら「その夢が見つからないんだよ!」というコメントが若い人から来た。感じるところがある。僕らが若かった頃は「映画監督になりたい」「カメラマンになりたい」「俳優になる」「ロックバンドをやりたい」といろんな夢を持ってはいたが「世の中、甘くない...」とほとんどが諦めた。

でも、世の中が甘くないのではない。本人の認識に問題がある。「甘くない」という人のほとんどが何ら努力をしていない。行動すれば夢は掴めると言う話を書いたのだが、それ以前、夢が見つからないと言うのだ。意外だったが、これも先に書いた記事と関連する。

日本の教育が国策で経済大国を目指すための「優秀なサラリーマン」育成。僕らの時代はまだ、その管理教育が完成していなかったが、次第に完成されて、子供達のロボット化教育は完全なものになった。意見を言わない。持たない。言われたことを疑わない子供達だらけになった。

与えられないと何もできない若者に成長した。家畜と同じ。自分で餌を取る能力が失われ、餌を与えらるのを待つだけ。僕の時代にもこんな友人がいた。映画見るのが好き。高じて毎月、映画雑誌「ロードショー」を買った。テレビ洋画劇場も事前に調べて見る。そんな友人、成績が悪化。親に言われて雑誌の購入を止め、映画も見ないようにした。成績はまた上がった。

親も、教師もそれを喜んだ。が、喜ぶべきことか? 友人は映画が好きと言う趣味を封印。好きーと言う行動を抑えてしまった。コメントをくれた若い人は多分、友人よりも早い段階で「勉強の邪魔になるから」と自分が興味あるものを遠ざけた。

「夢中になったら勉強の邪魔になるから...」

それを一貫させ、夢中になるものと出会わなかった。大学になり時間ができた。でも、やりたいことがない。コンパにバイト、旅行。それだけで4年間が終わる。そんな時、有名ではない映画監督がブログにこう書いてあった。

「夢は掴める! 諦めてはいけない」

きっと彼は、何かしたかったんだ。夢中になれるものが欲しかった。若い人ならきっとそうだ。でも、勉強の邪魔になる!と避けてきた。だから夢がない......。

勉強してきたのは国策に乗せられて「優秀なサラリーマン」になるためだ。でも、そのシステムがもう崩壊しかけている。今、社会が求めるのは「言われたことをする人材」ではなく

「自分で考えて行動する」

人材だ。また、言われたことをするだけでは生き延びることができない。例えれば彼は野球選手になる教育を10年も受けてきて、社会に出ると

「もう、野球は人気ないので選手はいりません」

と言われたようなもの。それに薄々気づいていた彼は、僕の記事を読み感銘を受けた。でも、夢がない......だから

「その夢がないんだよ!」

とコメントしたと言うことなのだ。悲しい話だ。


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