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日本人は意見を言わない? =控えめな国民性?いえいえ、意見を言う教育を受けてないのですよ! [my opinion]

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日本人は意見を言わない?
=控えめな国民性?いえいえ、意見を言う教育を受けてないのですよ!

居酒屋で友人と飲んでいると、隣のテーブルの中年サラリーマンの会話が聞こえてくる。聞いていると「会社の話」「政治の話」「最近の若者の話」がトピックに上がる。注意して聞いていると、まず、事実を話す。会社でどんなことがあった。「上司のバカな行動」***党の***が「迷惑だ」と発言した。「若い連中は本当にダメだ」と嘆く。全て実際に会ったことだ。聞いていると、ほとんどが事実の伝達。聞く方も

「笑っちゃうな」や「そんなものだよ」

と言う非常に安易な感想というより簡単な印象のみ。そして何より「分析」「追求」がない。「なぜ、その上司はそんなバカなことを言うのか?」「なぜ、その政治家は迷惑なんて発言したのか?」「若い連中はなぜダメなのか?」と言う追求、分析がない。聞いていると、もともとその事実に共感、同情して欲しいだけであることが分かる。

「俺はこんなバカな上司と仕事してんだよ〜」

それに共感して欲しい。解決法を求めてはいない。また、相手も「俺も似たようなことあるある。分かるよ〜」とこちらも共感して、心癒されると言う感じ。

これは大学生でも、OLでも基本同じ。もしかしたら日本人の会話って、ほとんどがこの公式なのかもしれない。言えるのは辛い事実、笑える出来事を伝えているだけで、「僕は***だと思う」「私は***が問題。なぜならば」と言う個人の意見が出て来ない。分析も、推測も、想像もない。ここにも日本の教育が反映されている。自分なりの意見を持つ。物事を分析する。推理する。意見を伝える。議論する。そんな授業がないからだ。つまり「考える」と言う訓練がされていない。だから、

「酷い」「笑った」「嬉しい」「ムカつく」

のような単純な感情表現しか出来ない。小学校の頃は作文を書かされる。が、中学、高校はほとんどない。「意見を書く」「言葉で伝える」「スピーチする」と言う練習がない。現代国語の授業では文学の感想文はあったが、先生の意図するものに近いと点数がよく、個性的なものはダメ。アメリカの大学ではペーパーと言う小論文を頻繁に書かされる。大事なのは自分なりの意見。論理性も必要。当たり前のことを書いたら評価されない。

また、日本人は人と違うことを恐れる。

批判を恐れて意見を言わない。支持政党を公言しない。宗教にも触れない。そんな習慣も加わり、意見を言わず、初対面ではニコニコするだけ。あ、まさに外国人の見た日本人像の典型ではないか? 政治家も同じ。国際会議に出ても意見が言えない。それでは世界に通用しない。そう、日本の教育と習慣はそんな人材を育て来たのだ。


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