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40年ほど探し続けた写真集をゲット! [2019]

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40年ほど探し続けた写真集をゲット!

「あ、この本読みたい!」と思ったら昔から徹底的に探す。新刊なら本屋で注文すればいいが、古いものは在庫がない。神保町の古本屋街で探す。が、拾いものは都心から離れた街の小さな古本屋で見つかることが多い。蒲田、大口、幡ヶ谷、大森、映画を見に行った時に街をうろついて古本屋を見つけるとチェック。

でも、最近はその手の店がほとんどなくなり、ブックオフばかり。あのチェーンは新しい本を安く売るのが狙い。古い、希少価値がある本はほとんどない。そんなこんなで40年ほど探し続けた本がある。「矢沢永吉写真集」1979年の発売。僕が矢沢のコンサートに最初行ったのは1982年の武道館。演奏が始まると会場が揺れた。アンコールではバスタオルが舞う。

そんなアーティストの横顔を知りたくなった。彼は広島の高校を卒業後、上京するつもりが横浜で降りてしまい、ロック歌手を目指してバンドを始める。やがてキャロルとしてデビュー。そしてソロ活動。その後はアメリカを目指してLAに住んでレコードデビューを目指す。それが1983年頃。

感じるものがあった。僕も高校卒業後に横浜に住み。学生映画を始めプロの映画監督を目指した。デビューはできてなかったが、このままではダメとLA留学を考えていた。同じような経路を歩んでいるアーティストがいることを知り、共感した。彼の発言、行動に励まされた。そんな彼の横顔を見てみたいと思った。

彼は当時からテレビには出ない。人気番組「ザ・ベストテン」でランクインしても出演しない。ニューアルバムが出ると雑誌でインタビューは受けるが、テレビには出ない。CMだけだ。一度出たのが、NHKの「若い広場」。大反響で3回再放送された。僕もそれで興味を持った。その矢沢の写真集があると知り、見てみたくなった。が、発売は3年前。手に入らなかった。

熱狂的なファンが多く、買った人は手放さないのか? どこを探しても売ってない。20年ほど前に一度だけ、新宿西口の献血コーナー前のスペースで古本市があった時。ある店に並んでいた。が、値段が8000円くらい。当時、僕はアルバイトで生活しながら、シナリオを書いていた頃。1日1000円で暮らしていた。8千円は8日分の生活費。とても買えない。

それから20年。8千円でも買えるようにはなったが、全く見ない。あるとき閃いた。amazonならあるかも?で調べると、あった! 5万円とかのプレミアが付いてた。が、面白いことに、他のネットショップで復興版も出ていた。定価通り。三千円代。ということで、本日、それが届いた。40年の時の流れを超えてページをめくる。

少し前には映画「MISHIMA」のメイキング本を古本屋で見つけ、その時も高くて買えなかったのを15年くらいかけて手に入れたこともある。ま、昨年なのだけど。日米スタッフが制作した三島由紀夫の生涯を描いた映画。その撮影日記なのでどうしても読みたかった。夢を追うのと同じ。諦めなければいつが手に入る。何事も同じだ。

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