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理解される難しさ。人は印象で判断、レッテルを貼りたがる? [my opinion]

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理解される難しさ。人は印象で判断、レッテルを貼りたがる?

「変わっている」と昔から言われた話。先日書いた。もう一つ、昔からあれこれ全く当たってないことを指摘される。例えば...

「監督はロリコンなんだよな〜」

と言ってた奴らがいる。二本続けて10代の女の子たちの映画を作ったからだろうが、それだけでスタッフの間でも噂された。が、全然外れ。友人の中には「女子高生と付き合いたい!」という奴もいるが、若い子は面倒。そんな思いはない。安易なレッテル貼り。よくある話だろう。

「太田さんは中身のないアクション映画とか好きでしょう? ブルースリーの映画とか?」

これは意味が解らない。アクション映画は見るが特に好きではない。むしろヒッチコック・タイプのサスペンス。SF映画(スターウオォーズのような特撮系より設定が面白いもの)が趣味。ブルースリーも当時、人気が出てから確認のために見たくらい。魅力あるのは分かるけど好きではない。長い付き合いのあるオバさんに言われた。

つまり、頭を使わなくてもいい、主人公が戦うだけの映画が好み。芸術や社会性に興味ないと言いたかったのだろう。逆にこんな人もいる。

「太田君は人が見ない意味不明の映画なんかばかり見ているんだろ? 頭おかしいような。ーミツバチのささやきーとか?」

これは業界の先輩に言われた。ミツバチはいつか見なければと思いながら見ていない。彼のいう意味不明の映画。多分、芸術映画のこと。これも特に好きとか趣味ではない。勉強のためには見ておかなければと思うが、これも外れ。何本も仕事をした先輩なのに、理解してくれてはいなかったようだ。こんな指摘もされた。

「太田さんって昔、アイドルの追っかけしていたでしょう? アイドルのイベントに行くとそんなタイプいるのよね」

これはある女優さんに言われた。仕事はしていない。たまたま、何かの集まりでお会いして言われた。これも違う。若い頃は松田聖子や中森明菜は聴いたが、ファンではなく、コンサートやイベントに行ったこともない。10代からRストーンズ、Bスプリングスティーンだ。それぞれのコンサートには10回近く行っている。それがなんでアイドルの追っかけになるのか?

多分、髪が長い、メガネをかけている。爽やかではない? 当時、連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤のそんな印象が強かった。そんなタイプのアイドル・ファンが80〜90年代は多かったことが理由だろう。(最近のAKBのファンはどんなか?知らないが)それだけで「追っかけ」という印象を持ったような気がする。大変失礼な話だ。

いずれにしても「何か変な人」「おかしな人」という印象。それは当たっているが、趣味嗜好がまるでハズレ。ここから分かること。相手を深く観察せずに印象で決めつけ、レッテルを貼る。そこそこ仕事をしたり、長い付き合いがあっても、本当の「思い」や「志向」が分からない。あるいは理解しようとしない。

思い出してみると、いずれの人とも、もう交流はない。その種の人たちとは、短い付き合いで終わってしまうようだ。それらの人たちから理解を求めるより、理解してくれる人を大切にすることが大事だと思えた。

ちなみに3作目の監督作「朝日のあたる家」で原発事故を描いてからは、多くの人の印象が変わったようだ。今では先のような指摘をする人はいない。でも、今度は社会派だと思う人が増えた。が、実は青春映画の監督。世の中、うまくいかない。


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