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地方映画。劇場公開が終わった後は?イベント上映=それって何? [地方映画の力!]

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地方映画。劇場公開が終わった後は?イベント上映=それって何?

映画は撮影。編集。完成。宣伝。映画館公開と展開する。そのあとがDVD。これで終わりか?と思いがちだが、まだあとがある。イベント上映だ。いわゆる非劇場上映である。公民館やホールで映画を上映会をすること。

これは製作サイドが主催するのではなく、映画をレンタルする。子供会、婦人会、学校、老人ホーム、映画鑑賞会、***の会、町内会。といろんな団体が映画を借りて自分たちで上映するという形。映画館公開までは、配給会社が関わるが、ここからは映画を製作した団体が主となって映画の貸し出しをするわけだ。

通常は小さな会場の上映ならレンタル料は5万円くらい。大きな会場なら10万円くらい。昔はフィルムだったが、今はDVDやBDを貸し出す。

「え? それなら市販のDVDを自分で買って上映会すれば、レンタル料なしでできるね!」

と思う人もいるだろう。が、それは違法行為だ。DVDというのは個人で再生して楽しむためのもので、家族で見る。友達と見るというのはOKだが、不特定多数の人を呼んで見る場合は違法行為となる。作品の著作権は今も理解されずらいものがある。

物(DVD)に権利があるのではなく、作品(映画)に著作権というものがあり、それを上映するには、著作権者の承諾が必要なのだ。もちろん、映画にはいろんな権利者がいる。が、イベント上映に関しては、基本行うものなので、製作した団体が許可すればOK。他の著作権者の同意は必要ない。テレビ放送やネット配信、映画祭への出品はまた別だが、イベント上映は問題ない。

映画館まで行けないお年寄り。映画館公開時に見れなかった人。もう一度、大画面で見たい人。子供達。と、地元で撮影した映画を見たい人はどの町でも多くいる。そのためにもイベント上映は大きな意味があるのだが、故郷映画を作った多くの街はそれを行わない。映画館公開が終わると

「あーー終わったなあ」

と日常に帰ってしまう。もったいないことだ。あと、イベント上映のいい点は、宣伝があまり必要がないこと。映画館上映の場合。映画館は宣伝をしてくれない。それは製作サイドと配給会社がせねばならない。が、イベント上映の場合は、レンタルした側。学校や団体が生徒や会員に連絡して見るので宣伝が必要ない。宣伝費もいらない。

製作サイドにとっては、それで得たレンタル料をさらなる宣伝費にして、海外の映画祭に出すとか(審査料等が必要)、まだ上映していない地方の映画館での経費(ポスターやチラシを作らねばならない)に当てることが出来て、さらに映画を全国発信できる。昨年、劇場公開で大ヒットした「明日にかける橋」の実行委員会は、そんなイベント上映を計画していると聞く。

市内、県内だけでなく、いろんな団体から依頼が来ること楽しみ。「うちの街で映画を作りたい」というみなさんはぜひ、上映会をして市民が作った映画とはどんなものか?見る機会としてほしい。お問い合わせは「明日にかける橋」実行委員まで。Facebookで検索すればすぐに見つかる。そこにメール連絡を!



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