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地方のおばちゃんたちが作った映画。故郷アピール効果は1億円以上!凄い。 [地方映画の力!]

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地方のおばちゃんたちが作った映画。故郷アピール効果は1億円以上!凄い。

 今週末、ロケ地の一つである磐田市にあるららぽーと TOHOシネマズで「明日にかける橋」がアンコール上映される。1日限りだが、これは異例中の異例だ。映画館は上映待ちの映画でいっぱい。だから、完成してから1年待ちというのが通常。

それなのに、年が明けてからもう1度上映しようと映画館側から提案があった。それも昨年の公開で9週間も上映している。理由は多くの人が「もう一度観たい!」という声を映画館に届けたからではないか?と想像する。僕のFacebookをお読みの方はすでにご存知だと思うが、この映画は静岡県袋井市に住む3人のおばちゃんが

「何か故郷をアピールできること。ないかな?」

という思いからスタートしている。そこにお坊さんが参加。次々に街を思う人たちが集まり、隣町の磐田市、森町からも手をあげる人が出て来て、遠州の一大プロジェクトとなった。

それも市や県が製作費を出したというのではなく、市民の寄付を集めて映画を作った。その熱い思いに応えて、多くの有名俳優の出演が決定。鈴木杏、板尾創路、田中美里、藤田朋子、宝田明。全員主役を演じることのできる人たち。企業映画でもなかなか実現できない豪華オールスター映画となった。

一昨年の夏に撮影。おばちゃんたちはボランティアで映画撮影をサポート。ロケ弁も全ておばちゃんたちの手作り(その模様はメイキング「越後はる香 16歳の挑戦」でも紹介。昨年、静岡朝日テレビで放送された)無事撮影を終え、年末に完成披露試写会。昨年夏に東京&大阪公開。秋からは全国公開(通常、地方映画は地元だけで上映。終わることが多い)

そして地元遠州ではTOHOシネマズで公開。9週間のロングランとなった。ロサンゼルスの映画祭にも招待され、特別賞を受賞。大いに盛り上がった。特に地元の方々は映画を見て

「私たちの住む街がこんな素敵なところだと思わなかった」

と思ったそうだ。映画に登場する明日橋も有名になり、他県から見に来る人たちも増えた。おばちゃんたちの願い。故郷のアピールがまさに実現されたのである。映画というのは映画を見た人だけにアピールするわけではない。

公開時には多くのマスコミが取り上げる。その際に袋井、磐田、森というロケ地も紹介される。街の映像がネットやテレビを通して全国に拡散される。俳優たちがブログやインスタグラムで紹介。メディアを通して思い出を語る。広告代理店の友人に聞くと、それらを宣伝費として計算すれば1億円以上の対費用効果となるらしい。

有名な観光地はバンバン宣伝するが、地方都市は予算がなく、そうはいかない。そんな中で遠州のおばちゃんたちは市民の力だけで、1億円分以上の故郷アピールをしたということ。本当に凄い。そして映画は映画館で上映して終わりではなく、様々なメディアで配信され、100年近く残るメディア。まだまだ故郷アピールは続くという訳だ。

「やればできる!」

それをおばちゃんたちは身を持って証明したのである。そんなオールスターキャストの感動映画。いよいよ今週末にららぽーと磐田でアンコール上映だ。1月12日(土)14:00〜。お近くの方はぜひ、ご覧いただきたい!


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