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映画監督業は試合前の格闘家と似ている?  [10月ー2018]

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映画監督業は試合前の格闘家と似ている? 

このところ本当にいろんな方から連絡を頂く、会のお知らせ、飲み会、忘年会、映画製作の相談、そして本当に久々の友人からの手紙。本当に嬉しい。だが、なかなか時間が取れない。毎度のことだが、シナリオを書いている時、編集している時などは別の世界にいる(?)ので、戻ってこれないことが多い。

それ以外でも、例えば沖縄戦を勉強していて、タイムスリップして、読谷村の海岸にいると(?)携帯にも出れない。メールの返答も難しい。が、それを説明しても分かってもらえない。

「5分あれば返事できるでしょう?」

と怒られる。が、逆に午前2時に電話して仕事の話をすると嫌がられる。

「何時だと思っているの?」

それぞれの業界にはルールがあるのだ。自分の決まりを相手に押し付けてはいけない。クリエイティブな仕事は特にそうで、9時5時ではできない。休日だからお休み!とかではなく、休みでも考え続ける。刑事ドラマに出てくる刑事のようなもので、非番の日でも事件のことを考える。仕事でなくても、容疑者を見つけると尾行してしまう物語がよくあるが、まさにそれだ。

よくぞ「Eメール」というものが発明されたと感謝する。昔は部屋にいると電話がかかってくるので、近くの喫茶店で仕事していたことがある。

「何度も電話したのに、なぜ、出ない!」

と言われた時に本当の事情を話ても理解してもらえないので、「出てたんだ」と理解してもらえる言い訳ができるようにだ。でも、今は携帯があり、捕まってしまう。だから基本、携帯には出ない。こちらが電話できる時にコールバックする。だから、メールがありがたい。とはいえ、メールでも全然違う件の連絡だと、現実に引き戻されるので、すぐには返事できないことが多い。

「もう、本当にめんどくさい奴だな!」

その通り。電話の交換手ではない。連絡してすぐに対応はできない。秘書もマネージャーもいない。そういうスタンスでいないと、あれこれ連絡が来て仕事ができなくなる。ただ、このところの連絡は、嬉しいものが続いている。以前、お世話になった方等、すぐにでも返事してしたい。が、なかなか時間が取れないでいる。沖縄戦のことをずつと考えていて、1日休んで、飲みに行ったら、またゼロからのスタートになってしまう。

んーー、格闘家の練習に似ているのかもしれない。試合前を目指してメンタルも、体もそこに向けて追い込んでいく。そんな時に1日だけ、お休み! 明日からまた、闘争心掻き立てて....とはいかない。ああ、それが違いだろうなあ。そんな仕事です。


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