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映画宣伝って、いつ頃から始めればいいの? 早くても遅くてもダメ?! [映画宣伝入門]

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「明日にかける橋」東京公開まで3ヶ月を切ったので、宣伝活動をスタートした。準備の方は前々からしていたので、ここから本格スタートだ。ただ「3ヶ月前なんて早すぎない?」と思う人と「3ヶ月前なんて遅すぎない?」という人がいるだろう。

「早過ぎる」という人はこう思う。「3ヶ月も前に映画の宣伝をされても、映画館公開をするときには忘れている。せめて1ヶ月前くらいにスタートがいいのでは?」ーお答えする。3ヶ月前に宣伝を始めるといっても、3ヶ月前の時点で宣伝して終わり!ではなく、そこから公開日までずっと宣伝するということ。1ヶ月前にスタートしたのでは、映画の存在を多くの人に認知してもらう時間がない。だから、3ヶ月前からジワジワと盛り上げ、1ヶ月前からは総攻撃という形を取る。

「3ヶ月前では遅過ぎる」という意見。これも違う。大作映画は1年前から宣伝を始めるが、それでも本格的な宣伝は3ヶ月前だ。そして、あまり早く宣伝を始めると弊害が多い。6ヶ月前にポスターを貼る。「おーこんな映画があるのか! 観たいなあ」と思う人がいたとする。でも、その人が公開までの6ヶ月間、その映画を忘れないでいてくれるだろうか?

もし、それを実践するなら、3ヶ月パターンと同じように、6ヶ月間。宣伝を続けなければならない。宣伝費、労力、時間、かなりなエネルギーが必要。それを持続することは本当に大変なことだ。例えば6ヶ月前にポスターを貼る。最初は「おーこんな映画があるのか!」と見た人たちは思うが、次第にポスターが風景の一部となり、関心を示さなくなる。それならポスターのデザインをいくつか用意して、公開が近づくに従い、新しいデザインが貼られるーという宣伝が必要。そのためには費用も労力もかかる。

もし、同じポスターを貼ったままだと、雨風にやられてボロボロになる。通行人もいつも貼ったままのポスターということで、興味を示さない。公開される頃には「あーあの映画。まだ公開されてなかったんだ〜」とマイナスイメージ。或は映画のことは完全に忘れている。ポスターも貼って1ヶ月くらいは効果があるが、貼りっぱなしだと意味がなくなる。よくポスターを貼っただけで「よし、宣伝した!」と完結する人もいるが、それでは効果がないのだ。

ポスターの貼り方については以前にも記事にしたし、また近い内に詳しく書きたいが、宣伝=ポスターを貼る。チラシを配るではない。いつ、どこで貼るか?配るか?が非常に大事。というのも宣伝というのは人の記憶に訴えかけるもの。映画の告知も同じ。夏前にお正月映画の宣伝しても、夏の終わりには忘れている。あまりに早く覚えてもらうと、忘れるのも早い。

逆に宣伝開始があまりに遅いと、多くの人が映画を知る前に公開されてしまう。というのも、宣伝を始めても、その日の内に何万人という人が映画の存在を知る訳ではない。例えテレビで宣伝しても、そのCMを見る人は限られている。繰り返し、繰り返し、3ヶ月間宣伝を続けるから、公開日には多くの人が映画の存在を知ってくれる。が、その全てが映画館に来る訳ではない。その内の一部、「面白そうだな」と思ってくれた人たち。さらにその1部が映画館まで来てくれるのだ。だから、より多くの人に宣伝することが大事なのだ。

つまり、3ヶ月前くらいから宣伝を始め、少しずつ映画のタイトルを覚えてもらい、公開される頃に多くの人が「観たい!!」と思ってもらえる宣伝をすることが大事なのだ。早過ぎても遅過ぎてもいけない。タイミングが大事なのだ。さて、人が何かを覚えるには時期だけでなく、もうひとつ大切なことがある。が、長くなったのでそれは次回に!


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