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明日にかける橋・スチール写真の公開にも戦略がある? [映画宣伝入門]

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スチール写真公開のタイミングも宣伝戦略がある。「何でもいいからバンバン公開しよう!」というのはダメ。映画の存在を、知名度を上げて行くために有効な方法で公開する必要がある。

上写真は地元完成披露試写会前に公開したもの。撮影風景で俳優が映っている。この種のものを10枚ほどセレクト。全て俳優が所属する事務所の承諾を取って週イチでアップした。

地元の皆さんがスチール写真を見ることで、昨年の撮影を思い出し「あー懐かしいなあ。映画。いよいよ完成するんだな!」と思ってもらうには、物語の一場面より、撮影風景の方が相応しいと考えた。


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また、この段階でドラマのスチールを公開すると、地元以外の人たちが、映画館公開の7ヶ月前に映画の一場面を見ることになる。そのときは「おー面白そうだなあ」と思っても、7ヶ月先にはもう覚えていない。そして映画館公開に向けて本格的な宣伝が始まったときに、「あれ〜これかなり前に見たなあ。まだ公開されてないんだ」と古めかしさを感じてしまう。それはマイナス。

その意味でも完成披露試写会の前には撮影風景のスチールを週イチで公開。2ヶ月ほどの間。毎週新しい写真が見れることで、「早く映画が観たい!」という気持ちを持続してもらうことが目的だった。

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さて、6月30日からは東京先行公開。有楽町スバル座。この日に向けて、今度は物語の一場面であるスチール写真を少しずつ公開して行く。東京は日本で一番映画人口の多い街。映画興行の95%は東京。だから、どの配給会社も力を入れる。そして東京でヒットすると、その情報は全国に流れて、地方でも多くの観客動員が期待できる。

その日に合わせてスチール写真を公開していく。これも一度に多くの写真を公開して「おー、こんな感じの映画か?おもしろそうだなあ」と思われても、それが持続しないと意味がない。また、多くのスチールを見ると映画を観てしまったような気分になる人も多い。公開になっても「あー今頃上映かあ?」と観ていないのにそう感じることがある。それも危険。

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なので、スチール写真は「これぞ!」という印象的なスチールも公開しない。ネタバレするものもダメ。といって魅力的でない写真だと「観たい!」と思わない。そこが難しいところ。なので、まず、出演者紹介的なスチールから公開して行く。ストーリーも何となく分かるが、詳しくはバレない写真を選ぶ。

「どんな物語なんだろう?」「誰が出てるんだろう?」「お!宝田明が出てるのか!」「この若手女優。誰? 可愛いなあ」と思えるものを少しずつ時間をかけて公開していく。それが宣伝。4月に入ったら、そんなスチール写真を公開して行く。お楽しみに!

特報=>https://youtu.be/GQvGqBhNHaY

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