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「明日にかける橋」夏前に公開できる可能性が浮上?! [1月ー2018]

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「映画を作れば映画館は上映してくれる!」と思っている人は多いのではないか? なんで、そう思うの?と友人に聞くと「だって、映画は映画館で上映するもんだろ?」といわれた。さらに「て、いうか?そんなこと考えたこともないし、映画を上映するのは映画館だろ?だったら上映するよ」と言われた。

では、こう言おう。野菜を作ればスーパーに並ぶのか? 百貨店の地下食品売り場に並ぶのか? 友人はいう「それはないだろう? それなりにいいものを選んで仕入れるはずだよ」ーその通り。映画も同じなのだ。

映画館はいくつかの系列がある。東宝、東映、松竹.....その中で基本、東宝が作った映画は東宝系の映画館でかかる。(今はシネコンが多いのでそれ以外の映画も上映する)あと、独立系の映画館がある。そこは支配人なりが映画を観て気に入ったものを上映する。主にインディペンデント系の映画を扱う。

ただ、多くの映画館。搔き入れときには大手映画会社の映画を優先的に上映する。正月、春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休みは何年も先まで(たぶん永遠に!)大手作品のために空けてあり、独立系は優れた作品で大ヒットの可能性があっても、それ以外の時期にしか上映しない。

上記以外。6月あたりと9月あたりだ。(あと、2月。11月で大手作品が終わったあと。始まる前ということもある)。それらもゴールデンウィークや夏休みの映画がヒットすれば続映となり、独立系の映画はそのあとにしか上映されない。そんなふうに大手の作品が優先され、独立系は隅に追いやられるというのが映画館事情。

その僅かな期間しか枠がないところに多くのインディペンデント系の映画を上映せねばならないので、1年待ちということになるのだ。以前にも書いたが支配人が「この映画はいい。ぜひ、うちでやりたい!」といいながら、1年後に上映ということになる。その頃にはもう鮮度が落ちていて結局、ヒットしないということもよくある。

さて、「明日にかける橋」だが、先日、配給会社の担当者と話をした。今はすでに1月。1年待ちの来年1月なんて絶対にダメだ。花火がクライマックスの映画だから夏に上映するのが一番。だが、夏休みは大手が押さえているのでダメ。ならせめて、9月に上映!とお願いしている。担当者もがんばって、あちこちの映画館に話をしてくれたという。そんな中で「6月」という可能性が出て来たという。

夏が舞台の映画は(明日ーは夏だけでなく、数年に渡る家族物語ではあるが)夏に上映するより夏前に上映した方がヒットするとも言われている。観客が「こんな映画のような体験を夏にしたい!」と夏の計画を立てるために映画を観る傾向があるからだそうだ。その意味では6月というのは「あり!」だと思う。決定ではなく、可能性だけだが、夏前に「明日にかける橋」公開だと本当にありがたい。


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