SSブログ

明日にかける橋ー撮影日記  8月29日 富士山SOS? [「明日」撮影]

22196292_1639892952751669_4689652677267219289_n.jpg

ビジネスホテルに一泊。部屋の窓から富士山が見える。早朝を狙うためだ。「おー見えた」とカメラと三脚を持って外に出ている間に雲が出て撮影できないこともあるからだ。

昔の映画撮影は雨が降ると中止になり、晴れの日を待つのが常識だった。黒澤明など、そのために何週間も待機したのは有名な話。でも、その間にスタッフの宿代、食事代もかかる。製作費はどんどん上がってしまう。現代では余程の事がない限り、雨でも撮影する。それがいいこととは言えないが、1日撮影が中止になると約100万円が飛ぶと言われる。


どーしてもお天気が関係するシーンであれば雨の日は室内シーンにして、別日に撮影するとか、他の日に無理矢理2日分を撮るとかする。ま、そんなことをするとそれらのシーンのクオリティが下がるのだが、映画は本当に金がかかる。だから、雨でも設定を変えて撮影せねばならないのだ。

しかし、今回の富士山は大事。太田組作品。静岡県内の作品は全て富士山からスタートする。別日に出直すか?それとも...千円単位で費用を考えて、一泊して早朝狙いと決める。お天気待ちは太田組史上初めてだ。

早朝、外に出ると富士山が出ている!おーー、カメラマンはその機会を逃さず、撮影。ただ、やはり夏の富士山は富士山らしくない。雪が積もっていないと分かり辛い。でも、これが夏の富士山なのだ。写真は僕が外で撮ったもの。カメラマンの映像はもっと鮮明。それは映画を見てのお楽しみ。こうして撮影は全て終了。帰京する。しかし、これで完成ではない。撮影の10倍以上の日数をかける編集がスタートする。戦いは続く。



22096018_1633791433361821_8925205596061189800_o.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。