明日にかける橋ー編集日記 次々に素材が送られて来る! [「明日」編集]
音が付き、色合いが調整された撮影素材が順に送られて来る。撮影順ではなく、シーン順なのがありがたい。それをまず見る。オープニングはみゆきの部屋。朝、ベッドから起き上がる。森町の民家で撮影させてもらった場面。真夏の部屋を締め切って、エアコンも止めての撮影。サウナのような状態となったこと思い出す。
続いて家族の朝食シーン。板尾創路さん。田中美里さんが登場。元気な弟も出演。そのあとは登校シーン。ここも森町。「倉ストリート」とスタッフが呼ぶあの場所で撮影したもの。古い倉が本当に美しい。その前を高校生たちが通学して行く...。
早く編集作業を始めたいが、スタートすると現実から映画の世界に入り込むことになる。編集は作業ではなく、編集者自身が映画の世界に飛び込み、主人公と共に物語を体験すること。「不思議の国のアリス」のような体験なのだ。
と言うと「頭おかしいんじゃない?」と言われそうだが、映画作りとはそういうもの! 特に映画監督は変人と思われる仕事。シナリオ執筆も、撮影も、編集も同じ。物語の世界に入り込まねばならない。特にシナリオと編集はそう。
その間、編集室に籠もり、誰とも会わず連絡も取らない。が、それを始めると外部と接触できなくなる。映画の世界から帰って来れないのだ。しかし、月末にはスタッフのギャラを振り込まないといけない。書類の整理や経費まとめもある。地元用ポスターの制作も進めている。なので、完全に世界に入らず、準備をしながら少しずつ始めるすることにする。
2017-09-19 09:32
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