明日にかける橋ー日記 撮影3日目⑥・明日橋ナイター! [「明日」撮影]
陽が暮れてからは明日橋のナイターがスタート。全ての発端となる場面。願いごとをして、この橋を走って渡れば願いが敵うという言い伝えーそれを実践する主人公たち。
そのシーンを撮影。出演は鈴木杏、草刈麻有、冨田佳輔。この場面は照明部さんが大活躍。この橋、夜になると街頭が近くになく、まっくら!となる。照明を当てないととても撮影できない。といって、大きな橋なのでかなりの照明機材を用意して光を当てる必要がある。
が、そうなると多くの機材をレンタル。それを使う応援スタッフも呼ばないといけない。それが今回の予算では無理。一時は夜ではなく昼に撮影しようか?とも考えた。ただ、夜だから神秘的であり、昼に撮影してもリアリティが出ない。
しかし、多くの機材を借りれば高額のレンタル料を払う必要がある。応援スタッフを呼べばギャラが派生する。そしてこのシーン以外では使わない機材を東京に送り返すのにまた費用がかかる。応援スタッフの交通費がかかる。それらを考えると、予算内でこのシーンを撮ることは不可能と思えた。
でも、このシーンこそが物語に観客を引き込む大事なシーン。どうすればいいか? 悩んだ。そんなとき照明部さんは限られた機材で、このシーンを撮ります!と言ってくれた。様々な計算と工夫。努力で、限られた機材で、彼らは闇の中から明日橋を浮かび上がらせてくれた。凄い!
この夜のヒーローは照明さんたち。本来なら6ー8人体制が必要なのに3人で全てをやってくれた。感謝。そんな彼らの活躍があって、この場面を無事撮り終えた。
2017-09-05 07:39
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